2004.08.20
パレスチナ人政治犯無期限ハンストへ
これだけはきっちり伝えておきたいと気にかかっていたのが、パレスチナ人囚人の無期限ハンストの話。相当な覚悟で臨んでいるという情報も入ってきている。誰もが家族や友人の誰かを拘束されている/されていた経験を持つパレスチナでは、切実な問題で、自治政府役人から普通の人までがサポートの動きに出るようだ。概要をまとめていたら、通信にしたほうがいいと思い直し、久々のナブルス通信にして出すことにした。以下がその内容。
○○○ナブルス通信 2004.8.20号○○○
Information on Palestine
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◇パレスチナ政治犯たち数千名が無期限ハンストに入る
この8月15日(日)からイスラエルの刑務所に捕らえられているパレスチナ人たちが非人間的な扱いをやめるように訴えて無期限のハンガーストライキに入った。
イラクのアブ・グレイブ刑務所で行われていたことと変わりがない──違うのは証拠の写真の有無だけ──と言われるパレスチナ人の収監状況を変えるために、イスラエルの刑務所に収監、拘束されているパレスチナ人がいっせいに無期限のハンストに入り、パレスチナ全土でそれを支援する行動が繰り広げられる。
パレスチナ人の政治犯、被拘束者の家族たちは「世界中の人権を守るすべて人々と友人たちへ」と題して、このハンストに対するサポートの呼びかけを出している。
「デモやビジル、囚人たちの苦境を訴える行動で、イスラエル政府にプレッシャーをかけてほしい。イスラエルに法を犯すことを止めさせ、パレスチナ人囚人を「基本的人権」が守られる人間として取り扱わせるようにしてほしい。パレスチナ政治犯の家族たちは、国際コミュニティの一員であるあなたがたに、イスラエルの刑務所に捕らえられている私たちの息子たち、娘たち、父、母、兄弟、姉妹に連帯するそのような行動への参加を望んでいます」
囚人たちが抗議している収監状況の一端は
- きまぐれで、無差別の殴打 (独房で、中庭で、また刑務所への移送中)
- きまぐれで、無差別の催涙弾の発射 (独房への、また中庭への)および独房へ護衛官が銃を持ってはいることでの脅迫
- 衆人環視の中で裸にする捜索による屈辱
- 何ヶ月、ときには何年にも及ぶ過剰な期間「独房」暮らしを課すこと
- 歌を歌う、大声で話すというようなささいな違反に対する恣意的な罰金、面会権の取り消し、独房暮らしの延長などのペナルティー
- 子どもと大人の混在、政治犯と犯罪者の混在での収監
- 病気の囚人への医療や治療薬支給の保留や遅れ
- 健康を維持できない、飢餓線上に近い内容の食事
- 面会の制限、妨害(家族の中の会えるメンバーの厳しい制限。面会に来た家族を裸にするチェック。家族に移動許可証を与えず、実質的に面会を阻む。面会に来た家族の顔が満足に見えず、声が聞けないひどい設備。など)
- 以前はあった(高校の、大学の)学習を続ける権利の剥奪
このような状況を訴えるハンガーストライキに対し、イスラエルのハネグビ内務相は「何日でも1ヶ月でもハンストするがよい。飢え死にすることもできる。イスラエルはこのような要求に応えることはない」と13日に語った。
パレスチナでは西岸地区のすべての都市にハンスト連帯テントを建て、座り込みを開始し、連帯のハンストやモスク、教会での祈りのあとのデモなどを準備している。26日にはマハトマ・ガンジーの孫であるアルン・ガンジーが主導する大規模なデモがラマッラーで行われ、9月4日はパレスチナ囚人に連帯する国際デーに設定されている。
政治犯、被拘束者の家族たちはイスラエル政府に過酷な取り扱いをやめ、国際および国内法を守るように手紙、電話、ファックス、メールで訴えることを呼びかけている。
イスラエル政府へのサンプル・レター (上部に宛先、下半分にサンプル)
また、自国政府や議員たちへの働きかけも要請している。
イスラエル政府への申し入れはコピーを下記へ。 ハンストへの激励メッセージも同様に下記へ。 alhureih@yahoo.com (その際、グループや団体についての数行の説明がほしいとのこと)
さらに詳しいことは下記へ。
参照リンク (別のウインドウで開きます)
email: info@palsolidarity.org
To all Friends and Supporters of Human Rights around the World: (家族たちからの支援の訴え)
[参考] ・パレスチナ人への拷問の実態(日本語)
イスラエルもアラブ人を拷問 ジョン・ボレンダー
イスラエルによる拷問 ムスタファ・バルグーティ


