2012.11.16

始まりはいつも同じ 「雲の柱」作戦

同じ映画の冒頭部分だけを繰り返し見させられているような気分になっている。

今回のイスラエルによる「雲の柱」作戦のことだ。オバマ大統領は「イスラエルには防衛権がある」として、この攻撃を承認したし、ニューヨーク・タイムズを含む多くのメディアもいつものように、「ガザからのロケット弾攻撃」が引き金になっているかのように報道している。

実際には14日の作戦開始以前に多くの人がガザで殺されてきた。

爆撃を受けるガザ 炎と煙

エレクトロニック・インティファーダでその検証をしているので、少しみておこう。

・11月4日、イスラエル軍はガザの緩衝地帯…イスラエルが押しつけたもの…をあるいていた非武装の精神障害者を射殺した。

これに対し、翌日ガザからロケット弾が1発発射された。

・11月8日、ハーン・ユニス近くの村にイスラエル軍が侵攻し、無差別発砲を行い、サッカーをしていたアハマド・アブ・ダッカ少年が重体となる。13歳のこの少年は翌日息をひきとった。

これに対し、翌日ガザから2発のロケット弾が発射された。

・11月10日、ガザの境界にいたイスラエル軍の軍用車をガザの武装勢力が攻撃し、イスラエル兵4人が負傷。これに引き続き、イスラエル軍はガザの民間地域を襲い、3日間で7人を殺した。そのうち、民間人は5人で、子ども3人が含まれている。負傷者は52人(女性6人、子ども12人)。その多くがシュジャイヤサッカー場で犠牲になっている。

この翌日、25発以上のロケット弾がガザから発射され、イスラエルには5発くらいが着弾している。

だが、この後、エジプトが仲介に入り、ガザの武装グループとイスラエル軍の一時停戦が合意された(かなり話を簡略化)。

これを破ったのが14日のハマス武装部門トップの暗殺であり、「雲の柱」作戦の開始だった。( How Israel shattered Gaza truce leading to escalating death and tragedy: a timeline より)

日本時間16日午前4時前現在、ガザからの生の情報が少なくなっていて、気にかかっている。

わかっていることは14日で11人が殺害されたこと。15日も4人は殺害されたこと、作戦が始まってから250箇所をイスラエル軍が攻撃しているということなどである。(死者数は大規模で広範囲な攻撃の場合、なかなか正確な数値が出てこないことが多い)。

ガザからのツイートで「電気が切れた」というものがあったので、一部、または全域で停電などになっている可能性がある。

いつものように、作戦開始以降に、ガザからのロケット弾発射は数を増し、とうとうテルアビブに12キロという地点で3人のイスラエル人を殺害したという。大規模な攻撃は、反撃も生む。それはこれまでも起こってきたこと。

また、情報がまとまったらアップします。

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