2010.06.03

「イスラエルが,自由船団に対して虐殺と国際水域での海賊行為を行う」

イスラエル人とパレスチナ人が共同で運営しているオルタナティブ・インフォメーション・センター(AIC)が31日に出した声明の翻訳です。

「イスラエルが,自由船団に対して虐殺と国際水域での海賊行為を行う」

オルタナティブ・インフォメーション・センター(AIC)
2010年5月31日

今朝2010年5月31日,イスラエル海軍は人道に対する新たな犯罪を行った。国際水域をガザへと向かっていた自由船団を攻撃したのである。船団には40カ国から750人が乗船しており,その中には44人の議員と政治家もいた。攻撃直後のニュースによると,殺害されたのは16人,さらに少なくとも60人が負傷している。被害者全員が国際活動家であり,彼らは3年間続いているイスラエルによる攻撃的なガザ封鎖を終わらせるため,このキャンペーンを組織するのを手伝っていた。

この自由船団に対する好戦的な攻撃は,その意味と規模において,驚くべき犯罪行為である。これは,非武装の民間船に対する攻撃である。これは,国際水域での犯罪であり,海賊行為である。これは明確な国際法違反と国際合意への違反である。2005年のガザからのイスラエルの再配置にも関わらず,イスラエルは,ガザに暮らす150万人に対して包括的な封鎖を押しつけ続けてきた。

もし国際社会がイスラエルによる継続的な国際法違反に直面る勇気があったなら,もし国際社会がイスラエルに封鎖とガザ地帯とパレスチナ人に対する攻撃的な行動をやめさせる力と意志があれば,そして,もし国際社会が行動を起こし,イスラエルに占領を終了させて国際的な決議を実行させるのに必要な手 続きを取っていれば,イスラエル政府はこのような犯罪を犯す勇気はもたなかっただろう。

しかし,国際活動家たちの死と数十人の負傷者を出した,この自由船団に対する明確な犯罪は,米国政府とEUの諸政府によるネタニヤフ政権の保護と支持,そしてアラブ政権の沈黙のもとに行われたのである。イスラエルが,多くの国々からやって来た数百人の国際人たちを運ぶ民間船で血の海を作り上げていたまさにその時,ネタニヤフ首相は米国ホワイト・ハウスで歓迎を受けている。その間にも,イスラエルは,エルサレムでの入植政策と,西岸地区とガザ地帯のパレスチナ人に対する侵略を続けている。国際社会の諸政府とそれら政府による政治的な掩護が,イスラエル国家を法の上位に置き,このような行動と侵略を許しているのである。

オルタナティブ・インフォメーション・センター(AIC)は、イスラエル政府に全ての責任があると考え,国際的な法的組織,政治組織,人道組織に対し,直ちにこの犯罪を非難し,イスラエルに対して粗暴な行動に対する説明責任を課すことを要請する。我々はまた,供給品がいかなる条件もなくガザに搬入できるよう,ガザ封鎖の即刻停止を要請する。この文脈において,AICはまた,イスラエルの市民社会の諸組織に対し,この犯罪に対する拒絶・嫌悪・非難を直ちに表明することを要請する。

今こそ,国際社会がこれらイスラエルの好戦的な政策に対し,反対の声を上げる時である。今こそ,政治的・法的行動を取って,イスラエルに自らの犯罪への説明責任を課す時である。今こそ,ガザの封鎖を停止する時である。今こそ,イスラエルに国際的な決議を実施させ,占領を終結させ,パレスチナ人の国際的に承認された権利を承認させる時である。もしこれらのことが起こらなければ,さらなる血が流されるだろう。

* 原文: Israel Commits Massacre, Piracy in International Waters against Freedom Flotilla

翻訳:T

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