2009.01.17

最新ナブルス通信:「ガザを飲み込む地獄の日々」

新しいナブルス通信が発行されたので、転載します。転送・転載可

○○○ナブルス通信 2009.1.17号○○○
ガザを飲み込む地獄の日々
http://www.onweb.to/palestine/
Information on Palestine
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>◇ガザ攻撃に対する行動、イベント案内

(出すのが遅れてすみません)。今週末〜来週にかけて、多くの行動が 全国各地で行われています。ここに網羅するのは無理なので、以下の サイトよりお探しください。

「アル・ガド」
(パレスチナ/イスラエル関連を中心としたイベント、テレビ番組、 書籍、映画などの情報メモ) http://d.hatena.ne.jp/al-ghad/

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>◇標的は「なんでもあり」

たった今、ガザ北部のベイト・ラヒヤで住民が避難している国連の学校 に攻撃が加えられ、女性1人と子ども1人が殺されたというニュースが 入ってきました。国連運営の学校に攻撃がなされるのは、これで4度目。 (1回は40人以上の死者をだしている)。国連UNRWAの報道官は、「国連 でさえ、安全ではない。ガザで安全な場所はもうない。人びとは逃げる ことさえできないでいる」と発言しています(AFPより)。以下には 写真あり。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2559312/3693554

国連UNRWA本部への攻撃も15日には行われました。これについては、
http://palestine-heiwa.org/news/200901170345.htm
を御覧ください。関連記事へのリンクもあります。

というわけで、見境のないイスラエル軍による攻撃が続き、ガザでの 死者は1200人に迫ってきています。負傷者はわかっている者だけでも 5200人を超えました。

イスラエル政府は、「一方的停戦」を協議していると伝えられています。 つまり、何の合意もとりつけないで、攻撃をやめるわけです。これでは ガザの封鎖は解除されません。またいつでも、同じことを繰り返すこと になるだけです。

以下は、外国人としてガザに残り、救急車に同乗する活動を続けている エヴァさんからのレポートです。少し前のものですが、事態はより 一層ひどくなっていると推測できます。(ナブルス通信)

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>◇「終わることのない葬列、埋葬する余地もない墓地」

*****以下、転送・転載・引用などその他の利用・可*****

終わることのない葬列、埋葬する余地もない墓地

エヴァ・バートレット
エレクトロニック・インティファーダ/Live from Palestine
2009年1月8日

昨日の朝、パレスチナ赤新月社の救急車同伴のシフトを終えてから、私た ちは国連が運営するジャバリヤのアル・ファフーラ学校に行った。前の日 (6日)、家を失って避難していた少なくとも40人の人がイスラエルのミ サイルの直撃を受けて殺された場所だ。私たちが着いた時は礼拝の時間に 当たっていて、学校の前の道路で祈りが捧げられていた。屋外で祈りが捧 げられているのは、パレスチナとエジプトで、これまでも何度も目にして きている。でも、今は、アル・シファ病院の前で、ジャバリヤのあちこち の路上で、大勢の人が祈りを捧げているのを見るたびに、破壊された多く のモスクのこと、失われた多くの命と避難所のことを考えずにはいられな い。昨日、アル・ファフーラ学校爆撃のニュースを聞いた時も、私の頭に まず浮かんだのは、またひとつ安全な(はずの)避難所が失われたという ことだった。

いたるところに悲しみが満ちている。悲しみと嘆きと、いきどおりが。ひ とりが強い口調で「いったい、私たちはどこで過ごしたらいいんだ」と言 う。「どれだけ死んだら充分だというんだ? どれだけたくさんの人が死 んだら?」 同じ問いが、12月27日以来、繰り返し私の頭の中に響いてい る。

ファフーラ通りを隔てて学校の反対側、15メートルほど行った道沿いに巨 大な穴が開いている。ディーブ一家の家があったところだ。これから焼こ うと丸められて並べられたいくつもの丸いパンが、ミサイルの直撃を受け た時に一家が何をしていたのかを物語っている。生き残った家族のひとり が私たちに話をしてくれた。アマル・ディーブは30代の母親で、彼女とほ かに9人が死んだこと。その中には2人の男の子と3人の女の子がいたこ と。ほかに4人が重傷を負ったこと。その内のひとりは両脚が吹き飛ばさ れていたこと。

家に近づいていくと、まだなまなましい、強い血の臭いがした。部屋の残 骸のいたるところに飛び散った血、いくつもの血だまり。あとでジャバリ ヤのカマール・アドワーン病院に行き、19歳のアフラーム・ディーブを見 舞ったが、彼女は、意識はあるものの、笑みを浮かべることはもとより、 応答もいっさいしなかった。付き添っていた女性が説明してくれたところ では、砲弾の破片がアフラームの全身を切り刻み、中には胃に達している ものまであるという。アフラームは家族の10人が死んだのもまだ知らない ということだった。

ファフーラ学校の前に戻ると、葬儀の参列者が集まり、死んだ人と死んだ 人の体の一部を墓地に、もうこれ以上埋めるところもないほどに込み合っ た「休息の場所」に運んでいく準備をしていた。葬列には、あらゆる色の 旗があった。どの派が主導権を握っているのでもない。集団的懲罰のもと の集団的な悲しみ。同じひとつの、追悼者たちの悲しみ。

狭い通りを進んでいくうちに葬列に加わる人の数はどんどん増えていっ た。一行はいくつもの集団に別れ、それぞれに別の道を通って墓地に到着 した。墓地の入口付近には、以前に作られた墓であることを示す、装飾を 施されたセメント板が並んでいる。まだセメントとスペースがある時に作 られたものだ。一方、つい最近埋葬された者の墓はただの土盛りで、ごく 浅いところに埋められて土がかぶせてあるだけ。もちろん、これでいいと 思っている者などいはしない。墓であることを示すセメントブロックもと ころどころにあるけれど、葉っぱやツタが置かれてあるだけのものが多 く、中には、土がほんの少し盛り上がっているだけで、ほとんど墓と見え ないものもある。あまりにも詰め込まれすぎていて、どこが墓なのか判断 するのさえ難しい。充分な敬意を払うために充分なスペースをとって配置 するなど、とうてい不可能な状態なのだ。

「気をつけて、そこを踏まないで」と友人のマフムードが言い、それと気 づきようもないほどに小さな子供の墓を指差した。

このおびただしい死の非道さに、私は改めて頭を殴りつけられたような思 いに包まれた。殺戮と心理攻撃が始まって12日が過ぎ、私は、バラバラに なった死体を見ても、以前ほどのショックは受けないようになっていた。 少しずつ無感覚になっていっていた。こういう事態に繰り返し繰り返し向 き合わされたほかの人や医師も同じような感覚になっているのかもしれな い。今も続けられている虐殺は依然として心底恐ろしいし、瓦礫の下から 引きずり出される子供の写真には、ただただ声を失いつづけている。これ からも、そんな状態が続くだろう。それでも、死体や手足を失った人やめ ちゃくちゃになった生活が当たり前のようにあるという現実に、私は順応 しはじめていたのだった。

土だけの間に合わせのお墓。急いで埋葬するために、手で地面を掘る人。 必要なだけの長さがあるもの──ただの板切れや波形のブリキ板、廃材を組 んだもの、ストレッチャーなど──に載せた遺体を運んでくる人。頭上には 無人哨戒機が行き交い、100メートルかそこらのところから戦車砲の砲撃 音が響いてくる。こんなことはもうたくさんだ。あまりにも、あまりにも ひどすぎる。私は泣いた。死んだ人たちみんなのことを思って。心に深い 傷を負っているすべての人のことを思って。ガザの人たちはみな、自分た ちの血がおびただしく流され、それがこれからも続いていくということ を、じっと噛みしめている。

少し前、私はハーティムにこう言われた。パレスチナの人たちのように強 くあってほしい、パレスチナの人たちのために、と。そうあろうと、私は 努力している。けれども、誰にも想像できないような殺戮の日々は続いて いる。分断されたガザのほかの場所のことは、私には手が届かない。私は サムニー一家の記事を読み、イスラエルの戦闘機の爆撃を受けた家の瓦礫 の下から引っ張り出される女の子の赤ちゃんの写真を見る。イスラエルの 爆撃で殺されたこうした人たちの写真を、フォトジャーナリストのムハン マドが撮りつづけてくれている。そして、今日、ハーティムがこう言っ た。こんなことはもうたくさんだ。ハーティムはとても強いのに。

パレスチナ赤新月社の医療スタッフのニダールが、ファフーラ学校が爆撃 された時のことを話してくれた。叔父さんと叔母さんが学校のすぐそばに 住んでいて、ニダール自身、爆撃があったその時に、学校にいた友達のと ころに行っていたのだった。「まさに現場にいたんです。友人たちと話を している時に、ほんのすぐそこにミサイルが2発……僕とミサイルの間にい た人たちがシールドになってくれたようなものです。みんな、ズタズタに 引き裂かれてしまいました。20人くらいの人たちが一瞬で」

ニダールはまだ20歳。私が出会ったパレスチナ人の多くがそうであるよう に、ニダールもまた、この若さですでに近しい人を失うという経験をして いる。今回のとんでもない無差別攻撃よりも以前のこと、ニダールの父親 と弟のひとりが、イスラエル軍のスナイパーの銃弾を受けて殺された(パ レスチナでは「シャヒード(パレスチナに殉じて死んだ者)になった」と いうふうに言われる)。その時の出来事にニダールも否応なく巻き込まれ たことを、彼の右手が物語っている。「3年前、イスラエル軍が僕たちの 住んでいる地域(ジャバリヤ)に侵攻してきた時のことです。ひとりの兵 士が僕たちに向かって音響弾を投げつけました。それを拾って遠くに放り 投げようとしたんだけど、その前に手の中で爆発してしまって……」 音響 弾は、西岸地区のビリーン村やニリーン村で行なわれているような、イス ラエルの隔離壁に対する非暴力抗議デモの際によく使われており、多くの 若者が、小さいころから、爆発する前に投げ返す術(すべ)を身につける ようになっている。しかし、5本の指の先端がすっぱりなくなってしまっ たニダールの右手は、ニダールがさほど幸運ではなかったことを示してい た。それでも、ニダールは父親や弟よりは幸運だった。そして、ミサイル が撃ち込まれた国連の学校のすぐそばの家にいた2人の従兄弟、叔母の息 子たちよりも。12歳と27歳の従兄弟は2人とも死んだ。

複数のミサイルが炸裂したのちのシーンを医療スタッフの立場から見たウ サーマの言葉。「僕らが到着した時には、いたるところに死体が転がって いました。30体以上ありました。死んだ子供、死んだおじいさん……あちこ ちに飛び散った肉片。そして、血。大勢がパニック状態で逃げまどってい て、死んだ人や怪我人を運び出すのもたいへんでした。人間の死体の間に 死んだ動物も転がっていました。僕は15人の遺体の搬送を手伝ったんです が、途中で3回、服を着替えなければなりませんでした。あそこにいた人 はみな、国連の学校なら安全だと思っていました。そんな人たちを、イス ラエル軍は冷酷無惨に殺したんです」

パレスチナ赤新月社のボランティアスタッフ、ムハンマド・Kは、ファ フーラの避難所が爆撃された時には別の場所にいた。「ジャバリヤの国連 のG学校で、家を失って避難してきていた人たちに話を聞いていました。 どれだけの数の人がこの学校に避難しているか、ひとりひとりがどこから 逃げてきたのか、逃げてきた正確な状況・理由、この学校でどのくらい安 全だと感じているか、そういった聞き取り調査をしていたんです。僕たち がまだそこにいる時に、爆発音がして、もくもくと煙が立ち昇るのが見え て、いったいどこがやられたんだろうと思っていたんですが……それがファ フーラの学校でした」

・・・

エヴァ・バートレットはカナダ人の人道活動家、フリーランサー。2007 年、西岸地区の各地に8カ月、カイロとラファ・クロッシングに4カ月滞 在。2008年11月に第3次フリー・ガザ運動の船でガザに到着したのち、現 地にとどまり、国際連帯運動(ISM)の一員として活動を続けている。現 在、ISMメンバーは、救急車同伴活動を実施し、イスラエルのガザ空爆・ 地上侵攻の目撃証言を現地から発信している。

"Too much to mourn in Gaza"
Eva Bartlett writing from the occupied Gaza Strip,
Live fromPalestine, 8 January 2009

原文: http://electronicintifada.net/v2/article10146.shtml

翻訳:山田和子

※この翻訳は以下に掲載されています。
http://palestine-heiwa.org/news/200901161804.htm

・・・

(参考サイト省略。上の掲載サイトにあります)

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>◇虐殺を止めるために声を届ける

ダウンロードして印刷すれば抗議のハガキがつくれる便利なサイトが あります。イスラエル大使館宛など。

http://peacemedia.jp/topics/gaza-letter.html

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>◇P-navi info 
[ボチボチ更新中。編集者ビーのblog。速報、インフォ、コラム]
http://0000000000.net/p-navi/info/

28日からほぼ連日アップしています。毎日の状況などはこちらをご覧 ください。

なお、携帯からは以下から最新10個の記事を読むことができます。
http://0000000000.net/p-navi/info/index.mb

(編集後記:他のものも流す予定でしたが、毎日追われていて、余裕が なかなかありません。来週にはまた新たに1つ通信を出したいとは思う のですが。。。「停戦」についてメディアの注目が移るときが、じつは 攻撃が激化しやすいときで、不安です) ────────────────────────────────
(編集責任:ナブルス通信 ) http://www.onweb.to/palestine/

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あまりにも…

コメント by :上野 良樹

パレスチナ機関、イスラエルにハマス情報提供−米紙
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090117-191033.html

イスラエル側の見解を忠実に報じているだろうという意味で、『世界日報』の
報道に注目していましたが、これはあまりに………

事実なら、私はいうべき言葉を知りません。
そんなことも知らないのか、おまえは甘いといわれてもはいと答えるしかありません。

元記事は確認できませんが、このサイトのようです。
http://www.geostrategy-direct.com/geostrategy-direct/

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2009.01.18 (Sun) 00:29

ついでで申し訳御座いませんが・・・

コメント by :早瀬

イスラエル国内では「反戦」を訴えた人たちが拘束されているようですが、
そのような情報はありますか?

yahooのどこかのページにあったのですが。。。
>Neve Gordon
>700 Israelis arrested for protesting against war

その他イスラエル国内での反戦情報など有りましたらお願いします。

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2009.01.18 (Sun) 03:12

イスラエル国内の反戦運動

コメント by :じゃりんこ

http://www.democracynow.org/2009/1/12/fmr_clinton_special_counsel_lanny_davis
「デモクラシー・ナウ」でベングリオン大学のゴードン教授がかつてクリントン大統領の顧問をしていたデイビス氏に対して「700人のイスラエル人が今回のことに関する反戦運動で逮捕された」と述べています。アメリカがなぜ今回の攻撃を支持しているのか、ということと、その欺瞞性がよくわかる記事です。

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2009.01.18 (Sun) 09:43

これなどは・・・

コメント by :宮崎

親ガザ連帯のために攻撃された英国のユダヤ人

The Independentより

http://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/british-jews-attacked-for-progaza-solidarity-1418909.html

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2009.01.18 (Sun) 11:01

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