2009.01.04

ガザからの緊急メール 5

アブデルワーヘド教授からのメールが24時間ぶりに届いています。教授は今まで自家発電機で世界に発信し続けてきましたが、いよいよディーゼル燃料も尽きかけているとのこと。爆撃は続いています。(メール22〜24を追加)翻訳:岡真理 転送歓迎

ガザより21 私は無事です

2009年1月3日 10:29AM

今のところ私は無事だ。しかし、私の住む地区に対する空襲はこの10分間で9回、最悪の事態となることを誰もが予期している! 午前3時から4時のあいだに、ガザ市内の複数の目標に対して10回の空襲があった。イスラエルの軍艦からの砲撃もあった。地元の漁船10隻以上がその場で炎上した!午後、イスラエルのラジオが、攻撃目標になっているガザ地区の36カ所を発表。ガザ市東部の南北を結ぶ橋もあったし、ラファのガザ空港もあった。事態は悪化の一途をたどっている。今にも地上攻撃が始まりそうだ!

もう電気も水もない。ディーゼル〔発電機の燃料〕も尽きかけている。

外出もままならない。攻撃初日からずっと家にいる(今日で8日間。いつまで続くのだ!)神の祝福がみなさんすべてにありますように。

ガザより22 緊急に!

2009年1月4日 13:12(現地時間)

毎分、爆発音が聞こえる。1回あるいは2回、3回のこともある。 この状態がここ15時間以上続いている。戦車、大砲、戦艦。 UNRWA職員のフサイン・オーダ・アル=アイディ(58歳)が 戦闘のまっただ中に釘付け状態にされている。イスラエルの戦車複数が彼の自宅の周りを直径1キロ以上の円を描くように動いている。彼は昨晩、10時半、砲撃を受けた。家族5人が重傷を負っている。だが、イスラエルの戦車以外、誰も彼に近づけない。
彼の家には電気も水も食糧もない。彼の家族たち、母親と彼の 二人の兄弟の家族が一部屋にすし詰めになっている。20人以上 だ。フセインを緊急に援けなければ、そして怪我人を避難させなければ。

ガザより23 フサイン・アル=アイディ、戦闘の只中に釘づけ!

2009年1月4日(日)18:15

フサイン・アル=アイディはガザ市東部在住のパレスチナ人(58歳)。 今の場所に25年以上、住んでいる。自宅は野菜畑の真ん中に位置 している。彼はUNRWAの職員だ。彼は今、一部屋に、自分の家族 20人と、彼の二人の兄弟の家族たちとともにいる。彼らは、狭い部屋で 電気も水も食糧も電話もないまま、すし詰めになっている!彼の周り には何もない、あるのは戦場だけ。昨夜10時半、アル=アイディ氏は 戦闘の真っ只中におかれ、砲撃が自宅に着弾、家族5人が負傷した! 彼は負傷者を救出するため救急車をよこすよう訴え続けているが、 叶わない。負傷者を、そして可能ならば家族全員を救出するために、 彼のもとに救急車を送ってくれという訴えはこれまでのところ、すべて 失敗に終わっている!周囲1キロ半以上をイスラエル軍が完全に コントロールしており、イスラエル人以外、誰もアル=アイディ氏の もとにたどり着くことができない! この状況は、どこの国でもいい、 人権団体が緊急に人道的行動をおこすことを必要としている! ガザには電気も水もない。食糧もわずかしかない。私は発電機が まだ稼動するのを幸いに、世界に発信している。爆弾が雨あられと 私たちの上に降り注いでいる。そして不運にも、アル=アイディ氏は 戦闘のど真ん中にいるのだ!

(訳者より追記:京都の岡です。 ガザのアブデルワーヘド教授より、フサイン・アル=アイディ氏について続報です。

同氏について、アミラ・ハスが、ハアレツ紙で詳細をレポートしています。 http://www.haaretz.com/hasen/spages/1052606.html

(Awaidi と表記されていますが、A教授によれば、Aiedy だそうです。)

同氏の家族5人は、すでに20時間以上、重傷を負ったまま、庭の納屋に置かれています。

家族が付き添っていますが、水も電気もなく、誰かが水を運ぼうと庭を離れようとするたびに、イスラエル軍が発砲してきます。

ハス記者からの連絡を受けて「人権のための医師団−イスラエル」が、また「赤新月社」も、イスラエル国防軍に連絡し、彼らを救出するよう要請していますが、軍から依然、返答はありません。)

ガザより24 ミサイルの雨と真っ暗闇のガザ

2009年1月4日(日)19:41

ガザで、私たちは、雨のように降り注ぐミサイルと砲弾の集中砲火の 真っ只中にいる!今は完全な暗闇だが、その闇を破って無人飛行機や ヘリコプターの唸る音が聞こえてくる。通りは無人だ!ときどき、 救急車と消防隊のサイレンが聞こえる! ガザ北部の市民は自宅からガザ市西部に逃げ、ゼイトゥーン地区の 者たちは西部に逃げている!市民にはなすすべがないというのに、 彼らのことなどおかまいなしだ! 彼らを守るものは何もない。今日、 救急医療士3人が死ぬ。ほかの命を救おうとしているさなかだった。 一昨日も、医師1人と救急医療士が殺された。今夜、携帯の電話網は 完全に麻痺している。地上電話は、回線状態は悪いが通話可能だ! 夜明け前、ガザの空のいたるところに黒煙の雲があった!わぁぁぁぁぁ、 たった今、足元で地面が揺れた!ボーーーーーーン!

アブデルワーヘド教授
ガザ・アル=アズハル大学
教養・人文学部英語学科


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