2009.01.03

ガザからの緊急メール 4

爆撃を受けつづけているガザから、世界に向けて発信されつづけているアブデルワーヘド教授のメールがまた届きました。「あらゆる形で、毎分のように、ガザが再び燃えている!」と元旦のガザの様子が書かれています。翻訳をずっと続けてくださっているのは、岡真理さん。なお、以前の部分でメール番号の重複があったので、今回は18から始まります。転送・転載歓迎。

ガザより18 嘆きと悲しみと死と 2009年元日のガザ

2009年1月1日 6:34PM

2009年元日のガザはどのような姿か? 

死がガザを覆い尽くしている。嘆きと悲しみが2009年という新年の挨拶なのだ。

血と大量の死体の匂いがする!毎分のように悪い知らせが新たに届く。

爆発音、爆撃、ミサイルの飛来音、崩壊、荒廃、イスラエルの無人機、アパッチヘリその他の軍用ヘリ、F16型戦闘機、足元を揺るがす大地。破壊の跡がいたるところに。死体、千切れた四肢、泣き叫ぶ子ども、幼子や夫を探し求める母親。

どこに行けばいいのか、どこに隠れればいいのか、誰にも分からない!

イスラエルの攻撃のもとでは、安全な天国などどこにもありはしない。市民社会の施設さえ標的にされた。法務省、教育省、文化省が破壊された!モスクも手ひどくやられた。うち6つは過去のものになってしまった。これらモスク周辺の何十という家も蹂躙され、粉砕された。

人々は死に、また傷ついた。今日、2009年1月1日までに、攻撃で2000人以上が負傷し、420人以上が殺された。この数字には50人を上回る子どもたちが含まれている。

今日、ガザ市だけで、20回以上の空襲が実行された!最後の攻撃で、ジャバリーヤ難民キャンプの4階建ての建物が破壊され、少なくとも15人が殺された! このメッセージを書いているさなかにも、ガザ市北部、シェイフ・ラドワーンで5階建ての建物が数分前、イスラエルの軍用機によって粉々に破壊されている!

爆撃についてこれ以上、書き続けることができない、たった今、3回目の大爆発が起こった!

ガザより19 ガザが再び燃えている

2009年1月1日 10:45PM

法務省(新築)、教育省(新築)、囚人問題省、立法評議会(新築)、両替所3軒、モスク3つ、民家3軒、移動中の車2台、そしてその他の建物も、空と海から、二度、三度と攻撃された。古い地元の石鹸工場も今朝、攻撃された。

無人機とF16が何機か今まさに空を飛行中だ。朝には20機もの航空機が空にあった。昨夜、ガザの人間は1分たりとも眠れなかった!

イスラーム大学のイスラーム研究の教授でハマースの指導者であるニザール・ ライヤーン博士が今日、殺された。F16がジャバリーヤ難民キャンプ中央部にある彼の4階建ての自宅を爆撃したのだ。彼の4人の妻たちと9人の子どもたちも いっしょに殺された。これまでの捜索で彼の家族14人が瓦礫の下敷きとなっていることが判明している。同地区の住居多数が大きな被害を受けている。いくつかは人間が暮らせる状態ではなくなってしまった。ライヤーン博士は前にイスラエルが侵入したとき、戦闘で息子二人を亡くしていた!

あらゆる形で、毎分のように、ガザが再び燃えている!

ガザより20 真夜中のガザ

2009年1月2日 1:41AM

完全な暗闇だ。ガザ市内の80%以上がすっかり闇に覆われている。この暗闇のなかでは自分の指さえ見えない!

一方、家の外では、無人機が頭上で唸り、軍用ヘリが空を徘徊している。

家のなかに目を戻せば、子どもたちは就寝時間になっても床につきたがらない!悪夢や爆撃、爆発を恐れているのだ。当然のことだ!

ルーティンとなった航空機の音が6日以上にわたり昼夜を問わず続いていたが、 それが突然、消えた。・・・爆発音。・・・継続する爆発音。・・・一連の爆発。

・・・ほかにも身の毛のよだつ爆発が複数。・・・爆風・・・遠くで燃え盛る炎。

・・・子どもたちがベッドから飛び上がる。恐がって・・・震え上がって・・・不安そうに・・・

どうしたらよいか分からずに!どこかに身を隠したい、でも、行くところなどないのだ。

まるでマットレスの下で爆発音がしているみたい、どうしたらいいの?と再び訊ねる。ただ待つしかないんだ!だが、どうしたら子どもに待つことを納得させられるだろう?しかも、何を待つというのだ? 今度は、救急車と消防車のサイレンが聞こえてくる。それでようやく我にかえる。自分がガザにいて、小さな発電機を動かして2009年新年に世界に向けてメッセージを書いているのだということに。


(この訳文は緊急に出されたもので、訳をブラッシュアップしたバージョンは TUP速報800号 で読むことができます。今後の転送などには、そちらのほうをお使いください)

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