2008.04.08

ガザへの攻撃はちょこちょこと続いている

ガザに対するイスラエル軍の攻撃を気を付けてウォッチしているが、このところ派手な動きはないものの、小さな侵攻が続いている。6日(日)にはブレイジュ難民キャンプで5歳の男の子がイスラエル軍に撃たれて殺された。戦車でブレイジュの東側に侵攻してきたイスラエル軍は、そのエリア一帯の民家に銃撃を行い、ボーダーのイスラエル側に戻っていったと目撃者。撃たれた5歳のアブドゥッラー・バハルくんは頭部と胴体にいくつもの破片が入り、病院に運ばれたときには死亡していたという。ほかに4人が負傷している。

その前にも自分の土地で耕作をしていた農民2人が撃ち殺されるなど、目立たないがガザへの攻撃は相変わらず止んでいない。

今日8日(火)にも、30台以上の戦車が今度はジャバリヤ難民キャンプの東側に侵攻したという知らせが入っている。

侵攻してきた戦車はパレスチナ人民家から100メートルのところに居座り、居住区に向かって銃撃を行っていたとのこと。いまのところ、負傷者の知らせはない。

住民たちはこのような急襲がイスラエル軍の大規模地上攻撃の序章になるのではないかと恐怖を語っている。また、ガザ南部のヘーザでもイスラエル軍は居住地区を銃撃し、住民のあいだにパニックを引き起こした。65歳の農民、イブラヒーム・アブ・ルークさんが負傷したあと、イスラエル軍に連行されている。

ガザでは大規模地上侵攻の可能性が語られている。

A five-year-old child killed by Israeli gunfire in central Gaza StripIsraeli tanks roll into northern Gaza より)

[停戦の交渉もなされているのに、このような侵攻が続くと、またなしくずしになってしまう。というか、停戦したくないのが、イスラエルの本音なのだろうか]

気になるパレスチナ関連ニュース

  • Death toll of patients, unable to exit Gaza, mounts to 125 ……8日付。適切な治療をガザの外で受けることを阻まれているために死亡した人が125人となった。

  • Hamas government in Gaza downplays Abbas-Olmert meetings ……ガザのハマス政府、再開したアッバス・オルメルト会談を批判。米国が用意した治安部分だけが実行され、抵抗運動を取り締まる方向が強化されているいう。

  • Israeli Police closes a Jerusalem Radio Station which calls for co-existence ……エルサレムで共生を呼びかけるFMラジオ放送局がイスラエルによって閉鎖された。スタッフは尋問を受け、機材が没収されている。このFM局「Ram」は南アフリカで和解を呼びかけたラジオ局をモデルに、南アフリカのユダヤ人ビジネスマンが所有している。リスナーはパレスチナ人だけでなく、入植者や外交官も聞いていた。イスラエル当局は無認可で放送したことを閉鎖の理由としている。

  • Media sources: Palestinian Resistance talk over halt of home made Qassams ……ハマス政府が7日、メディアに語ったところによると、ガザのレジスタンスグループは、手製ロケット弾のイスラエルへの発射を停止することで合意したという。イスラエルによるガザへの侵攻の口実をなくするためとのこと。

  • Israel Okays PA forces deployment in Jenin but refuses Hebron ……イスラエル政府は、自治政府の治安部隊をジェニンに配置することを、イスラエル、パレスチナ、米国の三者会議で了承したとイスラエル紙が報じた。しかし、自治政府が求めていたヘブロンでの部隊配置は拒否されたという。ヘブロンにはユダヤ人入植者がいるからというのが拒否の理由。[非常にわかりやすい話だ。レジスタンスが多くいるジェニンは自治政府に取締りさせたいが、入植者が暴力を働いているヘブロンでは、その矛先が入植者に及ぶのを恐れて、許可しないという……。自治政府もイスラエルの思うとおりにしか動かない]

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