2006.03.14
エリコ攻撃に関して [追加]
パレスチナからの悲鳴と怒りが聞こえてくるようだ……。(今の時点ではIMEMC Newsのトップ画面しか見られないのだけれど、サアダート氏らが逮捕されても攻撃は続いているとある。また、ISM(国際連帯運動)の創立者のひとりで、イスラエル人の平和活動家、ネタ・ゴランさんがエリコ刑務所の近くで逮捕されたとあった。彼女はやむにやまれずエリコに駆けつけたのだろう。何の容疑で逮捕されたのか。気になる…)→ネタさん、釈放されました。後ろに追加。
エリコでイスラエル軍に捉えられた人々の写真など: Scenes from yesterday's Jericho prison raid (ガザのライラさんより)[裸にされているというのは聞いていたけれど、実際に見るとこれは屈辱的だ…]
エリコの位置とヨルダン渓谷沿いのユダヤ人入植地分布図

大きな画像はこちらへ
(この地図はパレスチナ情報センターより)
(まだ、未完成のものを緊急事態なので、お借りしました。ヨルダン渓谷沿いの入植地分布とエリコの位置がわかるので、「大きな画像」をクリックして見てください)
イスラエルの「グッシュ・シャローム」より声明
イスラエルの平和団体「グッシュ・シャローム」からも緊急の声明が届いた。こちらはイスラエル国会(クネセト)総選挙前に、新党カディマが右派の票を得たいがためにこのような挑発行為を起こしたと批判している。以下に(英文のまま転載)。
Election provocation in Jericho to exacerbate the conflict.
Gush Shalom Press release, March 14, 2006
At this moment in Jericho, the main elections gimmick of the Kadima Party and its leader Ehud Olmert is taking place with hundreds of Israeli soldiers and Palestinian prisoners drafted to serve as extras. This gimmick, designed to draw extreme right votes in the March 28 elections, shows Kadima as an adventurist and irresponsible party in whose hands it is dangerous to entrust the helm of state" says Gush Shalom (The Israeli Peace Bloc).
In cooperation with the governments of the US and Britain, whose removal of their observers from the Jericho Prison proves them utterly incapable of any mediation role between Israelis and Palestinians, PM Olmert and Defence Minister Mofaz are carrying out a provocation which will only exacerbate the conflict and hatred. Theirs will be the full responsibility for bloodshed of Israelis and Palestinians, in the course of the Jericho provocation itself and in the cycle of retaliation upon retaliation which may follow.
It should be noted that the people which the army was sent to Jericho to capture or kill are marked out because, when taking revenge for the targeted killing of their own leader, they did not kill innocent civilians. They selected Rehav'am Ze'evi, a general turned politician who was the foremost of Israeli racists and who built a political career upon crude hate propaganda. A targeted killing."
テルアビブでイスラエル人活動家が抗議
エリコへの急襲を受けて、14日夜、イスラエル人の平和活動家らが国防省の前で非暴力の抗議。30人近い警官と兵士が出ていたが、混乱はなかった。すぐ横では右派が反アラブ人のスローガンをアピールしていた。
エリコに医療チームとともに向かったISM(国際連帯運動)のネタ・ゴランとクリスは、自治政府庁舎に入ることを許されず、兵士によって40分間拘束されて、後に遠くで解放された。このあいだにイスラエル軍指揮官が「刑務所から出てきた者は誰であれ撃て」と言っているのを一人は聞いた。
In Tel Aviv Israeli Activists Protest the Raid on Jericho Jail (ISMより)
追加
イスラエル軍のエリコ刑務所襲撃の翌日、仏紙から
リベラシオン社説「短期的視点」とル・モンド社説「辱められたアッバス」の日本語訳が出ている(じつにありがたい)。
「エリコの作戦の映像、とくに、パンツだけで軍事車両に乗せられる拘留者たちの映像は、パレスチナの地ではどれも屈辱として感じられるだろう。もう一つの別の刑務所、イラクのアブ・グライブの映像を−−状況に共通性はないものの−−思い起こさずにいられようか。」
(リベラシオン)
「問題に関与している国際社会−−アメリカとEU−−によるイスラエル攻撃に対する優柔不断な黙認にはまた困惑するばかりである。2月25日のハマスの勝利以来、イスラム主義者が力を失うのを待ちながら「穏健派」を力づけるべきであると人は信じた...そしてこうして今、「穏健派」が馬鹿を見ている一方で誰も声を上げるものがいない。どうやって、パレスチナ人たちに「テロリスト組識のインフラ」解体を要求し、そして同時に、その領土内でイスラエルが好きなことを行うのを認めることができようか。」
(ル・モンド)
(両方とも訳はfenestraeさん。全文は以下で読める)
イスラエル軍のエリコ刑務所襲撃の翌日、仏紙から (fenestrae)
英国より・少し前にサアダート氏に面会した人のレポート
「パレスチナでは毎日のようにありえないことが起こっていて大概のひどいニュースを聞いても驚かないようになっていたが今回は、事態を飲み込むまでに数分かかった。
3ヶ月前に自分がいた町で、足を運んだ刑務所で、話を聞いた相手が襲撃されたことはもちろん、中立的立場にあるべき英米監視団の共謀という事実がますます救いのない現実を突きつけてくるようだ。
Ahmed Saadat氏は、年齢によるものか抑圧された生活のせいか、物静かで柔らかい物腰と熱のこもった話しぶりが印象的でラディカルだと聞いていたPFLPのリーダーが、現実的な交渉路線を支持し、暴力での解決を強い口調で否定したことに逆に驚かされたほどだ。
イスラエル兵と同じくらい感じの悪い米兵にパスポートを預けて 分厚く重い鉄のゲート金属探知機の先にある応接室のような部屋は 刑務所というより軟禁・収容施設に近い雰囲気で、少なくとも収容者が虐げられていることはなさそうに感じたが、イスラエルの手に落ちた彼らに、これからどんな仕打ちが待っているのだろうか。
++
エリコ(ジェリコ)在住の友人はみなイスラエルと国際社会への憤り、PA自治政府の力のなさへの失望をあらわにしている。」
英国からのレポート。BBCの報道ぶりの解説も。
全文は 「Jericho刑務所襲撃?!?!?!?!」 (Hush!)
■ コメント&トラックバック (3 件)
エリコ襲撃
コメント by :Chieee
お忙しいなか速報ありがとうございます。
英BBCのサイトにビデオがアップされていました。
5分弱で、反対デモ、外国人拘束の様子、アッバス氏・ネタニヤ氏フインタビュー等が盛り込まれています。
Watch the Israeli raid and its aftermath
http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/ukfs_news/hi/bb_wm_fs.stm?nbram=1&nbwm=1&bbram=1&nol_storyid=4811322&news=1&bbwm=1
画像集
http://news.bbc.co.uk/1/hi/in_pictures/4805310.stm
Have your say(視聴者コメント)
http://newsforums.bbc.co.uk/nol/thread.jspa?threadID=1313&&edition=1&ttl=20060317070700
3日目になって、TVニュースでの扱いは一気に減りましたが、ネット上での分析記事はまだ増加中のようです。
2006.03.17 (Fri) 20:42



エリコ攻撃の背景
コメント by :早尾
いつも迅速な対応、お疲れさまです。パレスチナ情報センターのHot Topicsに「エリコ攻撃の背景」を載せました。ご参照ください。http://palestine-heiwa.org/news/200603160356.htm
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2006.03.16 (Thu) 03:59