2005.09.28

[暫定]25、26日の空爆状況@ガザ

現在、イスラエルがガザに行っている作戦名「最初の雨」でどういう状況になっているのかがあまりわからない。暗殺された人を除いて、死傷者があまり出ていないことで、詳しい状況が入ってこない。そのなかでパレスチナ人権センター(PCHR)が少し前に出したものが様子を伝えてくれていたので、ここにざっと書いておきたい。ほとんどニュースにもならないが、何が起きているのかを知ることができる。

「…イスラエルのF16戦闘機はガザ中に攻撃を続け、多くの家屋や民間人の建物の玄関や窓を破壊している。パレスチナの民間人、とりわけ子どもたちはこれによって脅かされている」

「イスラエル占領軍はガザに3日目になる攻撃を続け、土曜と日曜(24、25日)には10回になる空爆で、4人を暗殺し、少なくとも20人を負傷させ、たくさんの民間人の建物を壊した。26日には新たに5回の空爆を行い、さらに多くの建物、工場を破壊、2人の女性を含む3人に怪我を負わせた。」

"More Israeli raids as Palestinians bury dead" Report, PCHR, 26 September 2005より)

この詳細をPCHRのレポートから拾い出してみる。

  • 25日、ガザ南西部の海岸通を走っていた車にミサイルが撃ち込まれ、イスラーム聖戦のメンバー2人が超法規的に殺された。殺されたのはムハンマド・ハリール・アルシェイフ・ハリール(32)とナセール・ムハンマド・バルフーム(35)。通りがかりの4人の民間人が破片で負傷した。

  • 26日、午前2時ごろ、イスラエルのF16戦闘機はガザ北部のベイト・ハヌーン南側に3発のミサイルを撃ち込んだ。そのうち爆発した1発は農業機具の修理工場を破壊し、20歳のライラ・サーレム・アブ・ハシシュが自宅にいて負傷した。他の2発は大きな穴を地面に開けたが、爆発はしなかった。

  • 同日、午前4時、イスラエルの飛行機はラファのファタハが所有するシャヒード・マジュディ・アルハティーブセンターに2発のミサイルを撃ち込んだ。センターは部分的に破壊され、隣家も損傷した。

  • その10分後、イスラエルの飛行機はPFLPメンバーのハイサム・アーベド・ラッブが持っているハンユニス難民キャンプの無人の家にミサイルを落とした。その家は壊され、45人が住まいとしていた6軒の家も損傷を受けた。ミサイルの破片により1組の夫婦が負傷した。

  • 午前4時20分ごろ、ハンユニス東のマアン村にあるオマラン・ハリールの工場がミサイル攻撃を受けた。隣のペンキ工場もともに損傷を受けた。

  • 午前4時40分ごろ、ガザ市東部のアスクォラ地区にあるムーサ・アハマド・アブシャアバンの工場がイスラエルの飛行機からミサイル攻撃を受けた。工場はひどい損傷を受けた。この工場は前にも攻撃を受けたことがある。

また、レポートによると、この26日はイスラエル軍がパレスチナ側にガザとイスラエルの境界から650メートル以内にパレスチナ人が入ることを禁止するというお触れをだしたということだ。移動の自由をさらに制限し、土地を奪おうという目的の新たな一歩だとパレスチナ人権センターは批判している。


死傷者はそれほど出ていなくても、こんなことが続くのがいかに恐ろしいかを書いていて感じる。

これが「最初の雨(First Rain)」?

一番初めにこの作戦名を見たときには、てっきり「拳の雨(Fist Rain)」だと思いこんで、ここにもそう書いてしまった。どちらにしても、あまり変わりはない。暗殺も含め、普通に行われることがオカシイことだから。

*27日の状況もできれば付け足し予定。

"Israel continues aerial attacks on Gaza Strip" (Report, PCHR, 27 September 2005)

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■ コメント&トラックバック (1 件)

多分・・・

コメント by :ダルヴィーシュ見習い

「最初の雨」というのは、実際に7-9月まで現地はまず
雨が降らないので、ちょうど乾期が終わって
最初の雨が降る頃、という風に洒落たんでしょう。
そして、今後も侵攻を続けるということでしょうね。

アメリカが兵器や作戦に付ける名前も
恥知らずなものが多いけど、
イスラエルのセンスも相当なものですなあ。

・・・しかしガイドブックはうらやまひです。
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2005.09.29 (Thu) 12:44