2005.09.02

どんな自由が得られるのか…国境管理問題など (出かける前に)

お知らせ☆P-navi infoは明日から1週間ほど夏休みのためにお休みします☆

出かける前に、今、入ってきている情報をざざっと書いておこう。順序もなんもなくて、雑多なものになると思うけど。

ガザのハンユニスで 住民一人が何かの爆発で死亡 している。亡くなったのは31歳のハレードさん。遺体はバラバラになっていたという。未確認情報として、イスラエル軍が残していった爆発物または砲弾が爆発した可能性もあると出ていた。現在、調査中。

ガザに 入植者が戻ってきた ということを書いたら、その入植者の車に少年がはねられて重体になるという事件も起こっている。この記事に追加した。(解体中の入植地に入ったパレスチナの子ども2人は逮捕され、入植者は戻ってきて、こんなことをしでかしている。)

さらに気になるのは、ユダヤ人右派からの嫌がらせも増加していること。また、イスラエル国内で、イスラエル・アラブへの脅迫事件が起こったので、これも 「入植者、兵士からの暴力 ヘブロンで、イスラエルで」 に追加。

(結局は権力を持たず、きちんと保護されないパレスチナ人を相手に憂さ晴らししているように見える。)

追加:ガザで2人がイスラエル軍に撃たれ、負傷していることをイスラエル軍が金曜朝に発表。それによると、グッシュ・カティーフ入植地群のフェンス近くに2人が這いつくばって侵入していたからだという。怪我の具合などは不明。

リクード党首選で、シャロンのライバルであるネタニヤフが「シャロンはエルサレムを分割する」と吠えたのに対抗し、副首相であり、シャロンの強い支持者であるエフード・オルメルトがラジオでこんな発言をした。

「私がみなさんに言いたいのは、米国政府は疑いなく マアレ・アドミム入植地 がイスラエル国と不可分であるとわかっているということです。

…我々がこれを諦めることはありえません。……単に状況とタイミングの問題なのです。入植地建設に私は疑いを持っていません

ここで問題になっているのは、すでに拡大が進められているマアレ・アドミムそのものではなくて、その横に控えているE-1地区での入植地建設のほう。米国政府は表向きには、これらの建設、拡大に反対している。

だから、表向きにはシャロン自身もはっきりと言明できないのだろうが、そこをネタニヤフが突いてきたので、シャロンの子分が替わりに態度表明したということだろう。

イスラエルのシオニスト反戦団体「ピース・ナウ」のオッペンハイマー事務局長はこうコメントしている。

「ネタニヤフはイスラエルと米国の関係で、もっとも繊細な部分を攻撃したいのです。E-1地区での入植地建設は、二国家二民族の考えを致命的に吹き飛ばすことを意味し、西岸の北と南の連続性を失わせるものです。」

"Olmert: Ma'aleh Adumim is part of Israel, Netanyahu: We must stop the Palestinians"

(ううむ。結局はネタニヤフもシャロンも入植地建設に関してそう変わらないんだけどね。あからさまか、少し控えめに振る舞うかだけの差。これはパレスチナ国家樹立を一切認めない極右と、実質的な中味がないエセ国家としてパレスチナを作り上げて二国家解決をしようというプラクティカル右派──イスラエルの場合、大抵の左派もこの領域に含まれる──との相克というイスラエルの古くからの対決軸だと思うわ)

エジプトもパレスチナも反対しているガザの新国境検問所(クロッシング)建設をイスラエルは始めるというニュースがハアレツ紙に書かれていた。

1日付のハアレツ紙によると、イスラエルは来週からこの新クロッシングのターミナルを建設し始めるという。着工すれば6週間で完成するこのケレム・シャローム(Kerem Shalom)クロッシングで、イスラエルはガザに入る物資と人を監視し、管理したいかまえ。

イスラエルは旧来のラファ・クロッシングをガザからの出国専門に使い、入国にはこの新クロッシングを通る方法を提案しているが、エジプトからもパレスチナからも賛成を得られていない。このことは継続協議になっている。

"Israel to construct Gaza border terminal despite objections"

[オマケ]

指揮者のダニエル・バレンボイムがイスラエルの教育相から「真の反ユダヤ主義」とか非難されている。ユダヤ人なのにそう批判されて、バレンボイムはどうリアクションしたらいいのか…。

直接的には軍ラジオのレポーターの取材を拒否(軍服を着ていたから)とかなんとかという事件があったらしいが、それ以前に故エドワード・サイードと設立した楽団(West-Eastern Divan Orchestra─イスラエルとアラブの学生たちが共に演奏する)のこともあり、占領に反対するバレンボイムがイスラエル政府にとって好ましくないのははっきりしている。何かにつけて、難癖をつけられるのというのが正しいのだろうか。

"Israeli Minister Denounces Barenboim"

こちらにも紹介したい言葉がつまっているなぁ。ベネチア映画祭(なんだろうか…)に難民の映画を出展したガザ出身の映画監督、マシュラウィさんインタビュー。

"Palestinian film-maker shows refugees' long wait"

"VENICE, Italy (AFP) - Palestinian film-maker Rashid Masharawi draws the Venice festival into the lost world of the Middle East's teeming refugee camps with his sometimes ironic look at his compatriots' destiny in his latest film "Waiting"."
"In my own personal experience, I've spent many times waiting in my life. For example, while under curfew with my family in Gaza for two months. We cannot be sad for two months. We are laughing sometimes. We tell jokes. We try to make our lives as nice as possible during the situation."

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