2005.08.31
入植者が戻ってきた! ガザ・マアニ地区 [追加]
思わず、マジ?これ、と声に出しそうになってしまったレポートが、ガザのライラさんから出ていた。
ガザのクファ・ダロム入植地の住民たちが戻ってきたと、隣接するマアニ地区住民から知らせが入ったとのこと。「出ていったんじゃなかったのか〜」と、確認してみると、イスラエル軍の報道官もあっさり、その事実を認めた。「彼らは持ち物を取りに戻ることが許された」と。ただし、いつ出発するかは教えなかったという。
マアニ地区の複数の住民の証言によると、真新しいエアコン付きのバスに乗って、クファ・ダロムの入植者ほとんど全員150名が29日(月)に戻ってきた。イスラエル軍車輌と戦車の護衛付き。入植者らは温室を取り壊したり、持ち物を詰めたりしているらしい。助っ人労働者も連れてきているとか。
隣接しているマアニ地区はずっと封鎖されているが、この光景を見たときにはさすがに住民たちはぶったまげたらしい。
入植者たちが今頃になって荷物を積めたりしている間にも、3週間近く封鎖されているマアニ地区では食糧や水、医薬品が不足してきている。この月曜に中に入ることが許されたパレスチナ赤新月社のムサディール氏は、物資を運び込む人道的活動のために48時間イスラエル軍と交渉したことを語っている。マアニの住民は日曜に4時間ほどだけ買い物に行くため、外に出ることが許されていた。
(追加:ライラさん経由の追加情報では、イスラエルの撤退局にファックスを1本流せば、ガザの入植地にすぐに戻れるようになっていることがわかった。それで「荷物をまとめにきた」というフリをして、兵士の護衛付きで「略奪」をしている人々がいるという話をイスラエル人のブログが書いている。地域施設のエアコンやコンピュータを持ち出しているんだそうだ。兵士たちも略奪に加わっているとか。ソースは下記に。
"Fax to Disengagement Authority Enough to Enable Looting" )
このことを伝えるライラさんの記事 " The right of...return?(帰還…権?)" の冒頭には、以前に「入植者は戻ってくるよ、みてな」と言ったタクシー運転手の言葉が書かれていた。お見通し!
"Just when ya think you've seen the last of those whiny settlers, they're baaaack. At least back to Gaza. I'm reminded of a taxi driver I struck up a random conversation with two weeks ago who said he was sure the settlers would never leave. "Even if they leave, they'll come back at some point. You wait and see." :)"
[追加]
1日か31日のことだと思うが、入植地に隣接するガザ・マワシ地区では11歳の少年が入植者の車に衝突されて、重体になっている。
パレスチナ保健省・緊急局のドクター・モアウィヤ・ハサネンによる発表で明らかになった。少年はマワシ地区で救急手当を受けたあと、ハンユニスのナセール病院に搬送されたが、頭部を打っていて危ない状態にある。入植者の車は、スピードをあげて走り去ったとのこと。
"Settler rams child with car in Khan Younis" (01 September 2005、IMEMC)
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え?何で?何でこんなに変わってないの?これが単なる事故なのか、意図してのものなのかはわからないけれど──そして、それは明らかにならないだろうけれど──、入植者が何の罪にも問われないということははっきりしている。ついでに言えば、自家用車でもガザに入れてもらえるのか、それとも置いてあった車に、戻ってきた入植者が乗っていただけなのか、それもちょっと気になる。


