2005.08.22

入植地解体をみつめるパレスチナ人、しかしシャロンは…

「イスラエルは35年以上に渡って、パレスチナ人の家を取り壊してきたが、それを気遣ってくれる人は誰もいなかった。どこをどう取っても違法な入植地をイスラエルが壊しているときには、イスラエル人にとっては辛いことだろうと世界は感じている。」

(テレビで解体される入植地の映像を見ていたパレスチナ人のコメント)

匿名を希望したこの人は「もし、西岸でも同じステップが続くのなら、入植地の撤去は和平の道のりの本当のステップになる」とも語ったという。( "Settlements being razed in Gaza" IMEMC News,21日付)

しかし、シャロン首相は日曜の午後、軍基地を訪れ、さらなる「撤退」プランはないことを演説している。

シャロンは彼が「テロのインフラ」と呼ぶものをパレスチナ側が取り除かない限りはロードマップが提唱する交渉の席には着かないことを宣言している。

Sharon: “There won’t be another disengagement plan”

そんな間にも、東エルサレムでは、入植地拡大と隔離壁建設のために、農地の強奪が宣言された。

まずは東エルサレム近郊の3つの村(アッザリヤ、トゥル、サワフラ[サワンナの誤り?])から1285ドゥナム(1ドゥナム=1000平方メートル)の農地の取り上げが22日(日)にイスラエルによって宣言されたという。

"Israel to grab more land in Jerusalem"

同じく東エルサレムのアブ・ディスでも23日(月)に兵士たちが809ドゥナムの農地取り上げの命令書をパレスチナ住民に手渡していった。

"Army to confiscate 809 Dunams in Abu Dis"

これらの村は違法なマアレ・アドミウム入植地に隣接した地域にある。入植地拡大と隔離壁建設で、これらの村はエルサレムと隔てられるばかりではなく、人が暮らしていけない離れ小島になる恐れもある。

パレスチナ人から「家も土地も取り上げて」、そこから立ち去らせる政策だと住民たちはこの土地強奪に介入してほしいと国際社会に訴えている。

背景は イスラエル、東エルサレム住民5.5万人を壁で切り離す決定 に。

さらにエルサレム旧市街のアラブ人地域でも、イスラエル政府が後押しする入植が大規模に行われそうになっていると緊急警告のメールが米国のユダヤ人団体より届いている。[後で追加予定]


パレスチナ人のしみじみとした思いを描いている記事を読んだ。 "Disengagement distant dream for West Bank gravedigger" (AFP,Sun Aug 21)

ラマッラー近郊アル・ビーレの町の墓掘り人が、西岸の入植地がなくなる日を夢見ているという記事だ。入植地に隣接したこの場所で、犠牲になって彼が墓穴を掘った人たちのことが追想されている。

" "Many of the martyrs I've buried in recent years were killed by bullets from that settlement, either by settlers or Israeli soldiers."

Separated from El-Bireh by just 100 metres (yards), Psagot is home to around 1,000 Israelis. The area has seen some of the worst tit-for-tat violence since the intifada broke out in September 2000."

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