2005.08.21
(完成)西岸で入植者の暴力が激化
ガザの入植者の大半がガザから引き上げた。 「パレスチナ人になっても残りたい」 と言っていたエリ・シナイ入植地の住民も退去したという。(残るは ネツァリームだけ とハアレツ紙。21日深夜)
しかし、西岸で撤去される入植地の近辺では、入植者がイスラエル軍車輌に火炎瓶(?)を投げつけるなどをして、行動が激しくなっている。
"Settlers throw firebomb at IDF bulldozer in West Bank"
ガザで起きた衝突より遙かに深刻な衝突が起きる可能性を、西岸のサヌール、ホメシュ入植地の撤去でイスラエル軍は予測している。サヌール、ホメシュには、軍の警戒線を破って、撤退に反対する他の入植者たちが駆けつけている。
このサヌールの入植者50人ほどが近隣のパレスチナの村を襲った事件も起きている。21日(日)、ジェニン南のエッジャ村は数軒の家が入植者に襲われて、損傷を受けた。入植者たちは家々に放火しようとしたが、イスラエル軍が到着して追い払った。他に入植者から投石を受けて、労働者がみな追い出された工場も。住民たちはさらなる攻撃を恐れて、避難している。
"Settlers attack homes south of Jenin"
同じ21日(日)には、カルキリヤの南で温室にいたパレスチナ人が極右の入植者に銃撃され、イスラエルの病院に搬送された。被害に遭ったのは、タシーン・シュケロさん(43)で、肩を撃たれた。タシーンさんの兄弟の証言では入植者は温室に火もつけたという。事件が起こったのは、アルフィ・メナンシェ入植地に行くイスラエル人用バイパス道路の近くだった。イスラエル軍は入植者たちがパレスチナ人地域に入らないよう道路封鎖物を置いていると語っている。
同じ日曜日の夕方、入植者たちは西岸の残り2つの入植地撤去の準備をしているイスラエル軍とジェニンで衝突、その後にパレスチナ人の家々を襲った。十数人の入植者たちは軍事検問所で兵士たちと殴り合いをした後、イスラエル軍車輌をパンクさせ、検問所を抜けて、パレスチナ人の家々を襲った。アラブ人の追放を叫ぶ入植者たちが去った後で、パレスチナ人は避難を始めたという。
西岸で撤去される2つの入植地近辺のパレスチナ人たちは、不安を募らせている。
また、同じ日にこの地域のガソリンスタンドが2回、入植者に襲われ、損傷を受けた。入植者たちはガソリンスタンドの器物を盗んで、今週から「撤退」が始まるホメシュ入植地に持ち帰った。( "Settlers fire at a resident in Qalqilia" )
さらに22日(月)になり、今度はナブルス周辺の村で、襲撃が頻発。3つの村が投石などで襲われ、2つの村が攻撃の脅しをかけられた。
"Settlers attacks residents of villages south of Nablus"
月曜午後にはナブルス南部のラミネン村にも隣接した入植地からの攻撃があり、家々が損傷を受けた他、農家の林も傷つけられた。到着したイスラエル軍は5名の入植者を逮捕し、残りを追い払った。ラミネン村は「撤退」が始まってから、きつい封鎖のなかに置かれている。
"Settlers attack residents near Nablus"
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他に、入植者が兵士から銃をひったくり、立て籠もり(結局は投降した)。 "Gaza settler arrested after stealing soldier's weapon, holing up in house"
カハ主義者の急進的入植者が行政拘束に。 "Radical settler placed under administrative detention"
イスラエル内のアラブの町、ジャッファのモスク中庭に豚の頭が置いてあるのが発見される。中庭に置かれたバッグの中にクーフィーヤ(頭などに巻くパレスチナの布)に包まれた豚の頭部が入っていて、そこには「預言者ムハンマド」と書かれていた。19日(金)のこと。豚はムスリムにとって穢れでもあるので、嫌がらせであることは明白。 "Pig's head in a Jaffa Mosque Yard"
その他:知らなかったが、フランスのジャーナリスト(TVクルー)が14日にガザで誘拐されていた。ここまで何の手がかりもないという。ガザで起こった誘拐は、48時間以内に解決してきただけにフランスでは不安が募っているという。 "French TV chief expresses growing concern over journalist kidnapped in Gaza"
→(解放されました。22日付)フランスのシラク大統領がアッバス自治政府議長に解放のためのあらゆる手段を尽くしてほしいと要請していたが、22日になって誘拐されていたフランスのチャンネル3のクルー、ムハンマド・ウーアティさん(46)は、自分で歩いてガザの警察までやってきた。誘拐8日目にしての解放になった。
どこからも責任の表明がでておらず、どういう人が何のために行ったのかは依然として謎のままになっている。( "Kidnapped Journalist Released in Gaza" AP)
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こんなのも起こっている。南アが生体肝移植のための闇ディーラーを追っているというニュース。肝臓を売っているのはブラジル人で、南アの数人の著名な医師がこの闇取引に関与したことで起訴された。提供先は主にイスラエルで、この取引の黒幕であるイスラエル人を南アは捜索中(ざっと読んだところでは)。 "South African police hunting body-parts dealer"


