2005.04.21

「撤退」の煙幕のうしろで:ガザ「撤退」延期

ガザでは幹線道路の2つの検問所が封鎖され、住民たちは身動きできなくなっている。西岸では逮捕作戦が「華々しく」行われ、ヘブロン近郊のヤッタ村では3軒の家がイスラエル軍により破壊命令を受けた。

この3軒は、カーミエル植民地(入植地、なんと人口20人!)に接近しすぎているからだという。また、兵士たちは村の10の井戸(飲料水用、農業用、家畜用など)を破壊しようとしているという。

イスラエルからは、ガザからの植民地撤退を3週間延期するというニュースが入ってきている。

撤退開始を8月15日からにして、宗教的行事(や禁忌)とかぶらないようにし、撤退しやすくするというようなことが理由として挙げられているが、まだ、日にちも確定ではないようだ。つまり、今後も変更もあり得るということ。

ハアレツ紙21日付 より

いろいろな理由がついて次々と変更・延期が行われる可能性もある。本当に行われるまで信じられないというイスラエルのウリ・アブネリなどの発言が思い起こされる。

イスラエルのタニヤ・ラインハルトはこの「撤退」の言葉の陰で隠されているものに目を向けるべきだという文章を発表した。 "Behind the smoke screen of the Gaza pullout" 19日付

(ブッシュとその犬がシャロンを農場で出迎えるという写真の他に、隔離壁の迫力ある写真、「敵のアラブ人を追放しろ」という看板を掲げる右派の女性の写真がサイトにある)

「撤退」にばかり意識がいって、イスラエル人は西岸で行われていることを見ていないという指摘とともに、気になることとして

  • 撤退したガザの入植者たちの住まい(転居先)がいまだはっきりしないこと

  • シャロンとネタニヤフは1年前に、西岸の西側の隔離壁が完成し、封じ込めが功を奏さないうちは、ガザからの植民地撤退をしないと合意していること
などを挙げている。

(隔離壁建設によって)1948年に追放されたパレスチナ人の約半分にあたる40万人が、西岸地区の難民キャンプに「自発的に移住する」候補になっている。このようなことすべてが沈黙のうちに進行しているというのは、他ならぬシャロンが撤退を遂行するからということにほかならない。(タニヤ・ラインハルト)

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