2005.01.06

イスラエルの選挙妨害、リチャード・ギアの選挙応援

9日の日曜日に行われるパレスチナ議長選の監視役として、50カ国から320の監視団(700名以上)がパレスチナに入ると、国連は発表している。しかし、公正な選挙の実施という以前に、選挙妨害は執拗に行われている。

5日(水曜)の午後、エルサレムの選挙登録オフィスをイスラエル軍が襲ったことが伝えられた。イスラエル兵士は、選挙登録帳を渡すように要求し、最初の数ページを破壊したという。このような行為は96年に結ばれたパレスチナ・イスラエルの選挙に関する条約に違反していると中央選挙管理委員会は批判している。エルサレムではこの間、何回もイスラエル軍による選挙管理委員会やその事務所への襲撃が行われてきた。

このようなイスラエルの動きにより、東エルサレムに住むパレスチナ人(エルサレムの市民権をイスラエル政府から与えられている。それがないとエルサレムでの居住を認められない)は、選挙に行きたくても、自分の市民権などが剥奪される恐れから行けないと考えている住民が多いことをAPは伝えている。

Jerusalem Arabs to Skip Palestinian Vote

国際的なプレッシャーにより、シャロン首相は東エルサレムの住民が郵便局から議長選に投票することを認めたが、これを妨害すると公言しているイスラエルの極右も現れ*、東エルサレムでの投票がどのようになっていくのかは予測できない。

*これについては次の記事 マジ? この選挙妨害作戦 に詳細が。

反対にパレスチナ人へ投票を呼びかける運動を、イスラエル人とパレスチナ人で作る平和団体が行っている。この平和団体「One Voice」がパレスチのテレビCMに俳優のリチャード・ギアを起用し、投票を呼びかけたことが話題になっている。

リチャード・ギアは、イスラーム聖職者協会やギリシア正教の聖職者とともにCMに登場し、このような語りかけを行っているらしい。

「やぁ、僕はリチャード・ギア。全世界に向けて語っています。この選挙の期間、僕たちはあなた方と共にいます。本当に大事なことなんです。家からでかけて、どうか投票を!」

リチャード・ギアはパレスチナを何度も訪れ、イスラエルとパレスチナの若者の交流などを促進する運動などにも関わってきた。この「One Voice」はギアの他にもブラッド・ピットやダニー・デビトなどのハリウッド・スターに支持されているということだ。

One Voice (このCMをダウンロードできたりしますが、とても重く、表示に不具合もあります)

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