2004.12.31
ハンユニスへの攻撃がまた… 今年最後のパレスチナ・ニュース
今年の最初のパレスチナからのニュースがナブルスへの包囲から始まったことは私の記憶に新しい。旧市街の文化遺産ともいうべき古い建物を破壊し、人々を飢えの縁まで追いやったひどい包囲と攻撃だった。
そして、今年最後のニュースもやはり厳しい内容のものになりそうだ。ハンユニスへの攻撃がまた強められて3日目。犠牲者は11人になっている。難民キャンプへの無人偵察機からの爆撃と、戦車からの砲撃の両方による犠牲者で、詳細はソースにより異なっている。
イスラエル軍はそのうち7人は武装していたと主張しているが、パレスチナ側は民間人も含まれていると言っている。犠牲者のなかには15歳と18歳の少年も含まれている。負傷者も10人は出ているということだが、詳細ははっきりしていない。さらにハンユニスでは多くの家が銃撃や砲撃を受けて損傷し、30日までに最低15軒が取り壊しにあった。
これはグーシュ・カティーフ植民地でイスラエル兵1人が殺され、さらに1人が重体になったことへの報復攻撃で、どうやら「紫の鉄」作戦という名前がつけられているらしい。まだ、数日続くという情報もあるので、注視が必要。
また、ラファではイスラエル軍の攻撃により重体だった子ども(年齢不詳)が死亡している。
イスラエルの人権団体「ブツレム」は2004年度のパレスチナ人の被害統計を発表した。それによると、
- イスラエル軍によって殺されたパレスチナ人は803人。
- そのうち、182人が未成年者。全体の22%にあたる。
- 取り壊された家屋は1538軒。
- うち、集団懲罰として壊されたのは、181軒。
- 「保安上の理由」で壊されたのは、1,357軒
- この破壊により1年間で11,500人が家を失った。(2000年9月からの総計で28,000人が家を失っている。)
家屋の破壊された数を見ていると、この1年間だけで4年間分の40%を占めることに気づく(家を失った人の数での比較による)。5月のラファ、10月の北部ガザ、そしてハンユニスと大規模な破壊が続いて、家屋破壊が加速しているのがわかる。難民として生きて、何度家を失わないとならないのだろう?


