2004.10.10
ガザ北部大侵攻・死者107人に アルメザン・センター報告 (完成)
9日付のアルメザン人権センターレポートがでている。北部ガザへの大侵攻は続き、犠牲者が107人になった(氏名すべて判明分)。
9日までに判明している犠牲者は北部ガザで90人、ガザ市、ガザ南部(ハンユニスとラファ)で17人。犠牲者のうち、34人が子ども。また、負傷者は340人でそのうちの120人が子ども。
8日〜9日の主な出来事をレポートから拾ってみる。
- 8日(金)、夜9時ジャバリヤのテル・アッ・ザータル通りでイスラエル軍が民家を銃撃。数軒がダメージを受けた。アル・アウダ病院は砲撃を受け、建物・機材ともに損傷。
- 同・夜10時、戦車がハサン・アッ・ダウィフィの家に砲撃。本人と娘のターヘルが負傷。家は大きく損壊した。
- 同・夜10時半、ジャバリヤのアル・シッカ通りでイスラエル軍が機関銃掃射。負傷者はなかったが、家々がダメージを受けた。
- 同・夜11時40分、ベイト・ラヒアのアル・マンシーエ地区に戦車とブルドーザーが侵攻し、20ドゥナムの農地を破壊。
- 同・夜11時50分、ジャバリヤのアサリヤ地区でイスラエル軍の戦車から銃撃を受け、27歳のサラメ・イスマイル・アブ・シラが殺された。サラメは家の近くの水道管をつなごうとしていた最中だった。
- 9日(土)、午前1時半、南部のハンユニスで自治政府警察の2人が警察署近くに落とされたミサイルによって死亡。22歳と23歳の青年警察官で、その夜の当番に向かうところだった。
- 同・午前1時すぎ、ジャバリヤのシッカ通りで砲撃と機関銃により家々が破壊され、29歳のアシュラーフ・ダーヒルが胸と頭部に銃弾を受けて、重体。
- 同・午前1時、ベイト・ラヒアのメインストリートでも砲撃。ガソリンスタンドの近くに当たり、救急車駐車場が破損。
- 同・午前2時半、ジャバリヤ・シッカ通りのサミ・アル・ランティシの家が砲撃を受け、サミの母親、妻、7人の子どもが負傷。家は大きく損壊した。
- 同・午前3時半、ベイト・ハヌーンで、イスラエル軍との銃撃戦を展開していたと思われる2人の青年が殺された。また、3日にミサイルで殺されたアッ・ザーネンの家が取り壊された。
- 同・午前9時半、ジャバリヤの市街地、エズバ・アーベド・ラブに戦車と6台の軍用ブルドーザーが侵攻し、兵士は高い建物の上を監視場所として占拠した。100ドゥナムの農地を破壊し、今の時点でも破壊は続いている。
- 同・午前10時半すぎ、ジャバリヤのキリム通りにミサイル攻撃。これにより25歳のアブドゥル・ラウフ・ナブハンが殺された。
- 同・午後12時半すぎ、昨夜殺された2人の自治警察官の葬列に向けて、イスラエル軍は発砲。12歳と15歳の2人が負傷した。また、2人を搬送する救急車も銃撃を受けた。
- ガザ北部で続く攻撃のために、28日以来9日までに70軒の家が完全に取り壊され、150軒が一部損壊、400ドゥナムの農地がならされたというレポートがあがった。15の学校と1つの幼稚園も損傷を受けている。
- 攻撃11日目、地域の学校は麻痺を続けている。約50校が生徒・教師が攻撃により辿り着けないために閉鎖状態。
- 攻撃11日目、イスラエル軍はガザの幹線道路や海岸道路、アブ・ホーリー検問所の封鎖を続ける。医療、教育、仕事のための移動ができていない。南部ではガソリンや物資の欠乏が目立ってきている。アブ・ホーリー検問所は2時間半だけ開けられて、数千の車が通行できた。 (以上)
各種ステートメントなどは割愛。
原文: Update on IOF Incursion in North Gaza, Volume 10


