2004.09.29

ヘブロンで人権活動家が入植者に襲われ、大けが update2!

ヘブロンで活動しているCPT(クリスチャンピースメーカーチーム)の米国人ボランティア2人が子どもの通学に同伴中、黒装束の入植者に襲われ、顔や足などに大怪我を負う、という速報がはいってきている。

CPTはヘブロンに基盤を置き、地道な活動を継続して行ってきたグループ。今回の襲撃は、イスラエル人専用道路を通らないと通学できないパレスチナ人学童たちが襲われることを懸念して、付き添いをしていたその最中に起きている。マスクをした黒装束の4、5人の襲撃者たちはチェーンや棍棒を持ち、ボランティアの1人、キム・ランバーティさん(44)に襲いかかり、キムさんのバッグを奪ったほか、キムさんを殴り、腕を骨折させた。もうひとりのボランティア、クリス・ブラウンさん(39)はチェーンで胸を殴られ、内出血を起こしている。二人はイスラエルのビール・シェバにある病院に送られた。

学童たちは現場から逃げて、怪我はなかった。この道路は入植者専用で、パレスチナ人の車輌は通行禁止になっているが、徒歩での通行だけは許可されていた。

入植者の団体責任者は今回の襲撃に入植者は関与していないと言っているが、地元では入植者か、その仲間であると考えている。ヘブロンの入植者はイスラエルの入植者のなかで最も暴力的だとイスラエル国内でも考えられている。

[追加]CPTヘブロンから送られてきたメールにより、上に書いてないことをいくつか補足。

子どもたちは9月の新学年が始まってから入植者に嫌がらせを受けるようになったが、イスラエル警察は何の介入もしなかった。そこで、地元の要請もあり、CPTの他、イタリアのクリスチャングループ"Operation Dove"、イスラエルの人権団体「タアユウシュ」が協力して、通学の同伴を開始した。毎度、これらのメンバーは子どもたちへの嫌がらせを目撃している。

襲撃を受けたCPTのクリスさんは地面に押し倒され、チェーンで叩かれ、胸(ちょうど肺のところ)を蹴られ続けた。キムさんは足を殴られ、蹴られて、骨折し、歩けなくなった。盗まれたキムさんのバッグには、パスポートや現金、携帯電話が入っていた。

CPTを含めた3団体はこれからも子どもたちへの同伴を続ける予定だという。(このメールには襲撃者たちがマアオン入植地からやってきた入植者だとはっきり明記されていた)。


関連記事、ハアレツ紙 U.S. volunteers escorting Palestinian children attacked,By Amira Hass

恐れていたことが起こってしまった。CPTはヘブロンの入植者たちにとっては目障りな存在だったことは間違いない。常駐スタッフを置き、中期、短期のボランティアが来るしっかりした体制で、ヘブロンでの人権侵害を少しでもくい止めるよう、監視を含めた活動をしてきた。そのような人たちを排除するための襲撃なんだろう。入植者たちの行動がエスカレートしているのを感じる。

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