2007.07.18

パレスチナの子どもたちに楽器を

15日付の毎日新聞に パレスチナ:石握り締めた少年、いまビオラで希望奏でる という記事が出た。

「1987年に始まったパレスチナの民衆蜂起(第1次インティファーダ)当時、反イスラエル抵抗闘争を鼓舞した一枚のポスターがある。悲しみに満ちた目で、両手に石を握り締めたパレスチナ人の少年が、イスラエル兵に向かっていく瞬間を撮影したものだ。少年は今、プロのビオラ奏者に成長し、パレスチナ自治区で音楽活動を続けている。イスラエルの分離壁に囲まれ、占領下で抑圧された子供たちに必要なもの−−。「それは銃ではない」。音楽を通じて生きる希望を与えたいと奮闘している。」(上記より)

かつて石を投げてポスターにもなった少年は、ふとした出会いから音楽に出会い、奨学金を得て、フランスの音楽院(コンセルヴァトワール)で学び、ビオラ奏者になった。その人がラムジィ・アブドレワンさん。今はフランスとパレスチナを行き来しながら、音楽活動を続けている。

ラムジィさんが05年に設立したのが「アル・カマンジャーティ(「バイオリニスト」を意味する)」という協会で、パレスチナの子どもたちに楽器演奏の機会を作り、音楽に触れあう機会を提供している。

自身も父親と弟をイスラエル軍に殺されたラムジィさんは、音楽によって子どもたちに、「壁の外」と同じように夢を抱いてもらいたいと思っている。

ヨーロッパでの演奏仲間を連れて、パレスチナ難民キャンプで演奏するツアーを行ったり、現在は350人のパレスチナの子どもたちが弦楽器などのレッスンを受けているという。

日本ではほとんど知られていないが、フランスやイタリアではこのカマンジャーティの活動をサポートして、楽器を集めて送ったり、一流の弦楽器制作者が楽器の修理を引き受けるというような動きが広がっている。

興味を持たれた方は Al Kamandjati まで。(*主にフランス語。音が出ます。素敵な音楽です)

楽器募集と音楽教師の募集をしている。

詳しくは→* 毎日の記事(キャッシュ)


[このカマンジャーティの演奏旅行を撮影した「It's not a gun」というドキュメンタリーをイタリアから友人が手に入れてくれて、見ることができた。が、しかし……字幕はイタリア語で、会話はフランス語やアラビア語なので、それほど理解できていない……。うーん、残念。なんとかもうちょっとしたいもんだ。 ガザでも演奏旅行が行われていたり、イスラエル軍の検問所で追い返されるなど、パレスチナの現実が短いフィルムのなかに映し出されている。]

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■ コメント&トラックバック (2 件)

紹介嬉しいです!

コメント by :パレナビファン

ビー様。私は昔、フランス語をやっていた事が有るので、このサイトを紹介して下さった事は、とても嬉しいです!!早速、トップページをプリントアウトし、辞書を片手に読んでみます。今、PCの状態が悪く(ウイルスではない)8月下旬まで、ここに来られるかどうか微妙ですが、どうか、健筆を振るい続けてください!

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2007.07.22 (Sun) 20:23

このような活動は日本では知られていないですねぇ

コメント by :大熊

<現在は350人のパレスチナの子どもたちが弦楽器などのレッスンを受けている>
子どもたちはどんな表情でレッスンを受けているのかな、きっとにこにこしたり、真剣になったり、その時は音楽に集中しているんだろうなと、想像しました。ああ良かったなぁ、もっとたくさんの子どもたちがそういう機会を得られるといいなと思いました。
私も音楽が好きです。
ピアノも、「乙女の祈り」ぐらいまでのレベルなら何とか弾けます。が、ストレスが溜まった時はショパンの激しい曲を大音量でかけ、自分が一流ピアニストになった気分で「エアーピアノ」を楽しんでいます。結構ストレス解消に効くんですよこれが。
ただし、家族に見られないように・・。(自分の世界に入っていてかなり怪しい感じなので)

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2007.07.24 (Tue) 23:23