2004.08.01

パレスチナの人気キャラ・ハンダラくん

友だちがパレスチナの形をしたペンダントをつけていた。現地からの贈り物なんだという。「もう1個もらったんだけど、なんだかよくわからないんだよね」と、友だち。そのペンダントの説明を聞いていてピンと来たので、「もしかして、コレ?」と私の持っていた本の挿し絵を見せると大当たり!いがぐり頭で、後ろ姿で、手を組んで立っている少年「ハンダラ(ハンザラ)」くんだ。「それさ、何だかわからないけれど、パレスチナで圧倒的に人気があるキャラクターなんだよ」と私。

はっきり言って、顔が見えないキャラなので、「かわいい」とか全然思えないキャラクター。いろんなところに書いてあるのを見たことがある。持っていた本に作者のことが書いてあったので読んでみた。

「ハンダラを生み出したのは、1936年生まれのパレスチナ人漫画家、ナジ・アル=アリ」 「うーん、パレスチナの手塚治みたいなもんかな?」 「水木しげるかもよ」 「生まれた村はイスラエル建国で壊され、レバノンで難民となった」 「57年から83年までレバノンや湾岸諸国の新聞で仕事をしていた」 「ロンドンで暗殺……」「え?暗殺?」

というわけで、この人のことが気になり、調べてみた。

ハンダラくんに会える場所

ナジ・アル=アリは政治的な風刺漫画で、アラブを代表する存在だったらしい。ニューヨーク・タイムスは「もし、アラブ人が米国のことをどう思っているか知りたかったら、ナジ・アル=アリの漫画を読むといい」と書いた。最後はロンドンに移って仕事をしていたが、1987年にピストルで撃たれて死んだ。

「アル=アリの死でひとつの時代が終わったが、皮肉なことにそれはガザと西岸でインティファーダが始まった年でもあった。今日もアル=アリの漫画は繰り返し、繰り返し、使われ、ハンダラは20年前と同じようにいまだに生きている」とウェブにあった。

「ハンダラ」は10歳のパレスチナの少年で、その名はアラビア語で「苦しみ」という意味なのだそうだ。「ハンダラはかわいくなくて、髪の毛はその棘を自分の武器にして使うハリネズミのよう。太っていて、幸せで、くつろいだ子どもじゃないし、甘やかされた子どもでもない。足は難民キャンプによくいる子どものように裸足。私が間違いを犯すのから守ってくれるイコンなんだ」と作者のナジ・アル=アリは書いている。

うちに気持ちを秘めて、じっと出来事を眺めているようなハンダラが、なんだかパレスチナ人の生き方にだぶってきた。

参照リンク (別のウインドウで開きます)

などを見ると、より一層。

だんだん、どうして人気があるのか、わかってきた。

ナジ・アル=アリについては、こちら。ハンダラくんと同じポーズの写真がかっこいい。

参照リンク (別のウインドウで開きます)

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さて、友だちがもらったハンダラくんペンダントは木彫りだということだ。「この絵を木彫りにするのは、無理とちゃうの?」「そうそう。だから、髪の毛がパンクになってるんだよね!」 (この記事は2004.7.4に書いたものを再録しました)

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■ コメント&トラックバック (2 件)

心配

コメント by :Ringing the bell

ハンダラ君のサイト、しばらく前から表示されません。
なにかあったのじゃなければいいなあ。。。と思っています。
すぐに悪いほうへ悪いほうへとってしまうこと自体が、既にかなしいことですね。
サーバーの調子がちょっと悪いだけだった、と言えますように。

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2005.10.20 (Thu) 16:36

あら、本当に。

コメント by :ビー

Ringing the bellさん、19日に入れていただいたコメントがシステムのエラーで出ていなかったので、表示しました。すみません。

本当にハンダラくんのサイト、行けなくなってますね。とても充実した良いサイトだったので、復活してほしい。情報を探してみます。

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2005.10.20 (Thu) 16:39