2010.06.02

「封鎖のなかに生きるパレスチナ人は自由船団へのイスラエルの攻撃に激怒する 」

自由船団攻撃を受けての、ガザの様子を描いた文章をラフに訳してみました。

「封鎖のなかに生きるパレスチナ人は自由船団へのイスラエルの攻撃に激怒する 」

ラミ・アルムガリ

2010年6月1日

「自由船団」へのイスラエルの攻撃というニュースが流れ、乗員の負傷者数が多くなるにつれ、ガザのちっぽけな港の雰囲気は暗澹としたものになっていった。政府やNGOの代表たち、 活動家、また普通の人々を含んだ何百人のパレスチナ市民は、 船団の乗員たちを迎えるため、不安な中で待っていた。イスラエル海軍による攻撃の知らせが最初にもたらされたとき、全員がショックを受け、沈黙がその場を圧倒した。

「すべてのアラブ人、国連、および国際社会の指導者たちは介入し、このような暴虐を止めなければならない。彼らが私たちに対して何をしようとも、私たちはこの地にしっかりと留まる」と言ったのは、船団の到着を待っていた中にいたガザ市から来た車イスのアブデルラティーフ・アルザニーン。

「自由船団」は9隻の船から構成され、35ヶ月にわたるイスラエルのガザ封鎖を破るために、スウェーデン、英国、トルコ、スペイン、アイルランド、レバノン、クェイト、アルジェリアなどを含む40以上の国々から来た 700人の人権活動家や人道援助支援者を載せていた。船はガザの150万人の住民のための医療、人道物資1万トンを運んでいた。そのなかには、子どもたちのおもちゃや、車イス、建設資材、紙、生徒たちのための運動用具、様々な医療用品が含まれている。

ガザの医療救援基金のムスタファ・アーベドは、「イスラエルによる封鎖はガザ地区の7万人以上の障害を持つ人たちが必要とする機具の入手を妨害してきました。我々はすべての関連ある団体に封鎖をこれっきり解くよう圧力をかけることを呼びかけます」。

アーベドは船団が運んでいる500台の電動車イスが、昨冬のイスラエルの侵攻のせいで障害を負った200人以上人々を含んだガザの障害者を助けるだろうと確信してきた。

船団は月曜の朝、およそ午前4時に公海上で、ミサイル艦やエリート奇襲部隊を運ぶヘリコプターなどによるイスラエル海軍によって攻撃された。報道では少なくとも10人が殺され、何十人かが負傷している。

ガザに船団が到着するのを待っていたパレスチナ人はこの攻撃に対する激怒を声にしだした。 アシュラーフ・サレーは「今日、私たちは全世界に、パレスチナ人を助け、助けにくるこのような人々すべてを守るように呼びかけます。起こったことは信じられないものです」

ガザのすべての政党の代表たちも攻撃された活動家への連帯を示すデモにいた。ファタハを率いる人物で、パレスチナ評議会のファタハの長であるドクター・ファイサル・アブ・シャフラはこう宣言した。イスラエルは人権と国際法をさげすむことを、ガザへ医薬品を運んでいた人々を攻撃することによって示して見せたのだ、と。

また、シャフラは、合州国とオバマ大統領は、イスラエルが必要なのは更なる兵器ではなく、むしろ国際法のルールがパレスチナの土地の占領を終わらせることで守られるべきだということを理解する必要があると加えた。

ガザのハマス政府は船団でイスラエル軍に殺された者を「自由の殉教者(シャヒード)」として2日間の喪に服することをアナウンスした。イスラエルの封鎖を破る政府委員会の会長であり、ハマス政権のアドバイザーであるドクター・アフマド・ユーセフは、「イスラエルが今日犯したことは、疑いもなく海賊行為であり、人道への罪だ。イスラエルの指導者を我々は裁きの場へ引き出すことを要求する」と語った。

また、ドクター・ユーセフは「私は船団へのイスラエルの攻撃が、ガザに対するイスラエルの3年にわたる封鎖をより多くの人々に気づかせることにより、イスラエルの封鎖の終わりの始まりとなるであろうと信じている」と付け加えた。

ラミ・アルムガリ(ガザをベースにするジャーナリスト、大学教員)

原文: Besieged Palestinians outraged over Israel's attack on Flotilla

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