2005.08.07
バンクシー、隔離壁を語る
下に書いたバンクシーの発言がインディペンデント紙に出ていたのを "todays_news_from_uk" さんで教えていただいたので、そこから追加。インディペンデントはバンクシーが単なるグラフィティ・アーティストではなく、社会的なメッセージとユーモアを持った表現者だという批評を載せている。デザイナーのポール・スミスなんかも気に入って作品を買っているらしい。

Banksyの作品 カランディア付近 photo by M.K. [クリックで拡大]
というのはバンクシー流の言い回しで、もう少し真面目なことを友人を介してバンクシーは伝えている。「もし、ダンスが好きなら、ホリデーにはイビサ島[地中海に浮かぶスペインの島]に行くだろうし、もし、壁が好きなら、パレスチナに行くんだよ」(インディペンデントにバンクシー自身が語った言葉: "Banksy: A guerilla in our midst" による)
「隔離壁は恥辱だよ。イスラエル側にはどこでもよく手入れしてある芝生とSUV、その反対側は埃と仕事を探している男たちだけ。僕が見つけだしたエキサイティングな可能性は、世界で最も侵略的で、悪質な構造物を、言論の自由とイカすアートのための世界一長いギャラリーに変えられるってことだ。僕がそれにちょっと手助けをしたって思うのは悪くないな。」
バンクシーの今回の作品を英国のメディアはこぞって報じた。テレビでも放映されている。今も建設が進む隔離壁がこれだけ西欧のメディアに取り上げられたのは、ここ最近ではなかったかもしれない。
「壁好き」が世界から続々とパレスチナへやって来たら……。やがて、この壁に本当に穴があく力になるように、多くのアーティストがここをキャンバスにするのは悪くないかもなぁ。(ただし、イスラエル軍から暴力を受けるリスクは覚悟のうえでよろしく!)
■ コメント&トラックバック (3 件)
やってみても良いかも…
コメント by :ビー
>田仁さん、
「ゲットー」を想起できるなら、この壁は作れないと思うんですよねぇ。多くのイスラエル人には自分たちの歴史と、今やっていることが結びついていないと思います。
でも、イスラエル側に何かを描くのもいいかもしれませんよ。バンクシーは明らかに壁が「遮断」していることを描いていました。人の想像力を喚起するものでした。そういうものが溢れるのは悪いことじゃないですよね。
(ただ、壁のイスラエル側はたいていの場合はパレスチナ人の(取り上げられた)土地なので、イスラエル人が目にすることはあまりないでしょうね)
2005.08.11 (Thu) 19:21
BANKSY NEWS #6
コメント by :!
(入れていただいたトラックバックが不具合で表示されなかったので、こちらで手動アップしておきました。 こちらのブログには「バンクシー」というカテゴリがあり、とても詳しい情報が載っています。
「バンクシー」のカテゴリは
http://brandalism.exblog.jp/i8
管理人ビー)
トラックバック from:Kiosk ● Japone!!
2005.08.25 (Thu) 15:53



向こうにはあなたの祖父や祖母...。
コメント by :田仁
両方に描いて、特にイスラエル側には「この壁の向こう側には、あなた方の祖父や祖母のような人達が住んでいて...」(ゲットーの意)というコンセプトで、陰険な嫌がらせをすると公平なんじゃないでしょうか?一方にのみ芸術鑑賞の機会ってのもねぇ?!(嘘。移動出来るとか出来ないとかあるから。冗談です。)
トラックバック from:
2005.08.09 (Tue) 23:36