2005.07.25

「公園のほうが大事か?!」──東エルサレムでの家屋破壊

少し前のレポートだが、書いておきたいと思ったものを。どんどんとパレスチナ人の家が破壊されている東エルサレムからの報告で、その留まることのない破壊を少しでも書いておきたい。これらの人々の家は隔離壁によってイスラエル側になる場所にあるということも覚えておきたい点だ。エルサレムからのパレスチナ人追い出しはこうやって行われていく。。。

「この子どもたちを見てくれ!この子たちの家より、どうして公園のほうが重要になるんだ?」
7月12日 パッレとニナ

「ダヒヤット・アル・サラームはエルサレムに近い村で、すべての家が[イスラエルにとっては]「不法」とされているところだ。なぜなら、占領者のイスラエルの許可なくしてみなが家を建てたからだ。パレスチナ人にとって建築許可を取ることはほとんど不可能なため、エルサレム付近のこの地域の新築はすべてと言っていいほど、「取り壊し命令」を受けている。この地域だけで148軒が壊されそうになっていて、かなり多数の住居が既に取り壊された。何家族かは取り壊された跡地にまた家を建て直しているが、それができない他の人々はテントか小屋に住んでいる。

午前7時にやってきたイスラエル軍は、ブルドーザーが作業を開始するまでに家族に荷物をまとめる時間を5分だけ与えた。家族はもちろん、それに抗議した。兵士はそれに対し、赤ちゃんを母親から引き剥がした。家族みんなが家から押し出され、取り壊しがすべて終わるまでの15分間ほど拘束されていた。

この家族はとても貧しい。おばあさんは聾で、おじいさんは目が見えない。彼らは一家を援助する別な家族に家を無料で借りて暮らしてきた。今やどこに行けばいいのかわからない。一家は赤十字がテントを支給してくれることを望むばかりだ。

この家の隣の丘には同じように家を失った家族たちが住んでいる30ほどのテントと小屋がある。これらの小屋さえもイスラエル当局によって取り壊されることがある。その隣の丘には不法なイスラエル人入植者によって建てられた巨大なバンガローがある。こちらも建築許可は取っていないのだが、イスラエル人が法を破るときにはイスラエル当局は別口に解釈する。

破壊された家の通りの向かいには家が5回も取り壊された男性が住んでいる。この男性の家は破壊されるたびに、「イスラエルの家屋破壊に反対する委員会」が立て直してきたのだ。今、そこは[家屋破壊に反対する]活動家たちのミーティング場所となっていて、2003年にイスラエルのブルドーザーによって殺された米国人のISM(国際連帯運動)参加者、レイチェル・コリーの名前がつけられている。

私たちはそこにコーヒーを飲みに行った。が、10分もしないうちに同じくエルサレム内のシルワン地区で他の家が壊されそうになっているという話が入ってきた。そこに行かなくては!

急いでタクシーをつかまえ、到着したときには、その場所はもう兵士たちに取り囲まれていた。取り壊しはほとんど終わったと聞かされた。この地域では約88軒が取り壊し命令を受けていて、イスラエル政府は遺跡公園のようなものを建てたがっているということも知った。

わっと泣き出した男性は私たちに向けて言った。「この子どもたちを見てくれ!この子たちの頭の上を覆う屋根より、どうして公園のほうが重要になるんだ?」

"Look at these children, How can a park be more important, than roof over their heads?"
Tuesday12 Jul: Written by Palle and Ninna

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