2005.04.27

英語で発信された辺野古の記事 AFP発

(末尾に昨夜26日の現地からの報告をつけておきます)

アラブ世界で報じられているニュースを翻訳して届けてくれる「アラブの声」MLで、辺野古(へのこ)のことを書いたAFPの記事が翻訳されていた。

「"We dont want to be part of the act of killing innocent people by allowing Japan to host a US military base that sends soldiers to Iraq," says Toyama.

Okinawa was seized by the United States in a bloody 1945 battle and returned only in 1972, leading to resentment among some residents about being the base for US troops sent to fight in Korea and Vietnam. 」 "Beachfront protesters mark year blocking US air base in Okinawa" (AFP 4月18日付)

ずっと基地建設反対の座り込みをしている当山さんの言葉に続き、沖縄が置かれている状況が説明されている。日本語はこんなふう。

「『イラクに兵士を派遣する米軍基地を日本が受け入れるのを認めることで、無辜の人々を殺す側の一味にはなりたくないのです』と当山さんは言う。

沖縄は1945年の血なまぐさい戦いでアメリカに占領され、ようやく1972年に日本に返還されたが、それゆえ県民の中には朝鮮戦争とベトナム戦争で、米軍を派兵する基地であったことに憤懣を持つむきもある。 」(「アラブの声」ブログ: 日本占領と沖縄の現実 辺野古発(AFP 4/18の記事) イラク人の反応 より)

この記事の細部にはちょっと文句を言いたいこともあるが、日本の新聞(沖縄のものを除く)より、まっとうに書いている。今まで見たことがなかった気がするが、沖縄県の職員の声も載っていた。

「県庁職員たちは言う。日米同盟のおかげで、県庁職員は県民と対立させられる立場におかれ、苦しんでいる。

『これまでの首相達が、従来決して沖縄における米軍縮小を進めず、我々だけに全ての負担を負わせていることに怒っています』と那覇にある沖縄県庁職員は言う。

『理想は沖縄から基地を全く無くすことですが、日米の協定があるので、行政側としては、辺野古の工事を止めるとは言えないのです』と彼は言う。」

Local government workers say they are tormented as the Japan-US alliance has pitted them against their fellow residents.

"We are angry because past prime ministers never tried to reduce the US military presence in Okinawa and made us shoulder the entire burden," says an official at the Okinawa prefectural government in Naha.

"The ideal is to reduce the bases to zero in Okinawa, but as administrators we cannot say we will stop work at Henoko because there is a Japan-US agreement," he says.

国内のメディアが辺野古のことをローカルな問題であるかのように報じているのに対し、(当たり前だが)この記事は辺野古が私たちの問題であることを教えてくれる。

日本語訳全文は 日本占領と沖縄の現実 辺野古発(AFP 4/18の記事) イラク人の反応 に。こちらにはこの記事に対するイラクの人のコメントも付けられている。(それにしても、けっこう謎なのは、このAFPの元記事が「サイエンス」のジャンルになっていること。いったい何なのかな)。


[26日の報告続き]辺野古に行っている人より

「18時過ぎにいったん大方の単管[やぐら]メンバーは引き上げ(ずっと海上の人もいる!)、夜中の12時過ぎにまた海上に出て行きました。全部で25名ほどです。今夜「奇襲」が来そうと言われているのは、機材が唯一載せられていない単管となった第2ポイント。

もう何が起きてもおかしくないのが今の辺野古だと思ってましたが、こーなってみるとやはり信じられない。ほんとにおかしい。向こうも作業を進めようと必死なんでしょうがこんな夜中に仕事するのは作業員にとってもしんどいだろーに…

そして今日家でも話していたことですが、現地だけで基地建設を止めるのはたぶん無理です。ここでの阻止行動がなければとっくに着手されてしまっているだろうし、これは必要不可欠だけれど、ここでやっていることは一言で言えば時間稼ぎ。現地で食い止めてる間に「本土」でなんとかしないと。

私も、帰ってからこそ頑張らなくてはと思っています。ここの人達の気力体力がいつまでもつのか心配。毎日こんな闘い(もはや戦い?)が続いてくなんて…とにかく明日も頑張りましょう。」

[27日に流れた呼びかけ]

「辺野古にいる友人から電話がありました。昨日から24時間体制で阻止行動をしている、という情報は既に流れていると思います。[防衛]施設局側は、「掘削以外の作業はいつやっても構わない」と言い出し、しかも施設局の立ち会いなしに作業船が待機している状態だそうです。これからも24時間体制が続くなら人手が必要なんで、来れる人は辺野古に来てくださいとのことでした。」

ジュゴンが食事を採るために、夜明け前には作業をしないという約束があったはずなのだが、防衛施設局はそれを勝手に歪曲して、作業を進めようとしている。船が出ているだけでも餌場に来なくなるくらいジュゴンというのは、繊細な生き物だと聞いている。

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