2005.04.21

辺野古からのことば

「 3月16日、私たちの仲間の船が5隻拿捕されました、海上保安庁に。ロープを掛けられて、引きずり回されたあげく、エンジンが外れてエンジンが海底に沈んだ船もあります。私が乗っていた船も、海上保安庁の船がいきなり私たちの船に乗り上げてきました。横に付けるんじゃないんです。私たちのボートの上に海上保安庁の船が乗り上げてきて、そして彼らがどーと乗り込んでくる。私たちが羽交い絞めにあったり、エンジンの鍵を抜かれたり、そういう目にあいました。2隻の船が自分で走ることができなくなった。私の船もハンドルのワイアーが切れて自分で操縦することができなくなりました。そういう状況があちこちで起きた。

 このままでは止めれない。それで、決意した何名かの者が海に飛び込みました。台船に向かって飛び込んで泳ぎました。泳いで泳いで泳いで、台船にしがみ付きました。台船の上にいた業者たちは、そこは危ないから横によれ、しがみ付くなら後ろにしがみ付け、業者たちは毎日顔を会わせる業者ですから、立場としては敵対していますが顔と顔を会わせ続けた結果情が移ってるんです。そこに人と人との関係があるんです。ですから、そこは危ない、どうしてもしがみ付くんだったら横によれ、後ろにしがみ付け、業者は叫んでいきます。

 そこで私たちは何をしたか、台船の上から叫び続ける業者に向かって、まずお礼を言いました。心配してくれてありがとう。そしてその声を無視することも謝罪しました。ごめん、でも前のほうが危ないというなら自分たちは前に移動すると。でないとこの船を止めれないんだと。何名もが台船にしがみ付いたまま、進行方向に自分の身を引きずって台船を引っ張っているタグボートのロープにしがみ付きました。船を止めなさいと。船を止めないんだったらこのロープにしがみ付いて行ってタグボートのスクリューの所まで私たちは行きます。そしてロープを掴みながらタグボートに近づいて行った時にやっと船は止まったんです。

 辺野古の闘いは、本当に身を挺した闘いです。命がけの闘いです。でも、皆さんがいてくださることを信じれるからそこまでできるんです。」(強調引用者)

辺野古(へのこ)での闘いにずっと参加されてきた平良夏芽牧師が、この4月16日に語ったことばだ。

辺野古の豊かな珊瑚礁の海は、今、人殺しをするためのコンクリの塊(米軍のヘリ基地)に潰されてしまうかどうかの瀬戸際にいる。

その際で、海と共に生きてきた人たち、そして、その思いを分かち合う人たちが踏ん張り続けている。

再び、平良牧師の言葉より。

「海上のヤグラの上に10人15人、20人近くの人が上ってくださったら施設局が強行してきても作業することはできない。でも、もし20人の人がヤグラに上るとしたら、それだけでも80人必要なんです。人数が拮抗していたら向こうの作業員と人数が拮抗していたら暴力沙汰が起きます。私たちはいつも襲われてきました。ぼこぼこに殴られてきました。私も鉄パイプで殴られました。海に突き落とされました。具体的にそういうことをしてきます。しかし、人数が、こちらの人数が多ければ向こうはあきらめるんです。具体的な人数が必要なんです。

 ですから皆さんの仲間で、時間と気力、体力のある人は来週沖縄の辺野古に結集してください。主体的に結集してください。でも集まれない人たちは、防衛庁、防衛施設庁に辺野古への強行をするなということをファックスでもメールでも手紙でも、行って直接声を届けるなり、必ず声を届けていただきたいんです。多くの人たちが辺野古のことについて関心を持ち続けている、自分たちは忘れない、絶対に沖縄と繋がってこのことを阻止し続けるんだということを声を届け続けたら、その声によって私たちは守られます。皆さんの声が止まった時に私たちはつぶされていくでしょう。」

ぜひ、全文を: 「辺野古からの訴え」


友人が今、辺野古に行っている。私は行けないけれど、自分の意見を防衛施設庁に届けてきた。

辺野古の人たちと、パレスチナで隔離壁に反対する村人は、私には二重写しに見える。海に生きる人たち、土に生きる人たち。本当に自然とともにある生を知っている人たち。

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