2005.02.23
シャロン・インタビュー 他、メモ書き
「ロス・マクドナルドがかつてその小説の中で「自ら狂気を意識的に装いながらその装いの意識も含めて完全にイカれてしまった人物」を描いたように、米国のメディアはその「戦略的自己意識」も含めて完全に人間的センスを失い崩壊してしまっているように見受けられます。」
これは「Falluja,April…」ブログの中の言葉(たぶん、訳者の益岡賢氏によるもの)。米国のメディアが2004年4月のファルージャをどのように描いたかというのを検証したダール・ジャマイルの文章 「最初のファルージャ包囲を回想する」 の後に添えられていたものだ。このジャマイルの文章をじっくり読むことで、上の言葉の意味がよくわかる。そして、米国のメディアだけではなく、日本のメディアも似たようなものだということを実感する。
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という意味合いでは、イスラエルの政治家たちもひけを取らない。むしろ、「戯画」の領域にまで到達してしまっている人、多数。「「戦略的自己意識」も含めて完全に人間的センスを失い崩壊してしまっている」
月曜日に"News23"で放映されたという シャロン・インタビュー を"Whereabouts by E.Sugawara"ブログが書き起こしてくれている(ありがたいなぁ)。
「アラファトは殺人者だね。彼の戦略は40年間テロと殺人だけ。しかも犠牲になったのは一般市民の女性や子供たちだった」(アリエル・シャロン)
シャロンさん、規模でいえば、あなたはアラファトにその分野では完全に勝っています、としか言いようがないぞ(サブラー・シャティーラの虐殺で殺されたのは2000人以上。それだけに留まらないが)。
※このインタビューの構成は、ヒッズボラーのナスラッラー師の登場のさせ方など、とても危うい図式に乗っかっているように思える。つまり、イスラエルが、最近、強く打ち出し始めた「イラン=ヒッズボラー=パレスチナのイスラーム勢力」の脅威という図式を踏襲してのチョイスになっている。これについては 女性町長誕生(パレスチナ)他、気になる情報など の中で「悪の枢軸発言」として触れている。
さて、「戦略的自己意識」に深く汚染されたところからの発想といえば、イスラエル政府が唱える「譲歩」は最強だ。本人たちは「譲歩」だと思っているからね。
その「譲歩」とやらの一部分をきちんと検証しているのが、つい昨日、パレスチナ情報センターのHot Topicsに書かれたこの記事。
じつにセコい。たった4つの入植地、人口比でいくと、西岸にいる全イスラエル人入植者の0.125パーセントに当たる入植地を撤去して、これを「譲歩」と言っている。たったの0.125パーセントだよ。(詳しくは上記、記事を)。
その半面、ここ数日書いているように、入植地の拡大や新設や入植者用道路のためにさらにパレスチナ人の土地は奪われ、切り刻まれている。
これをマスメディアがどのように報道するのかは、注目ポイント。「イスラエル、西岸からも入植地撤去!」って、大きな見出しがのりそうな気がするよ。


