2004.10.16

もし東京がガザだったら…

ガザの土地状況をもっとわかりやすく説明できないかなぁと考えていて、「東京がガザだったら…」というのを想定してみた。形も海との関係も全然違うので、そこはイマイチなんだけれど、小さな区がたくさんあるのが、わりと便利。足し算、引き算してみた結果はコレ(元・東京都民より)。

まず、東京都23区をガザの面積とほぼ同じにするため、

大田区、足立区、江戸川区、葛飾区を23区から除く。世田谷区と練馬区も環状8号線以西をカット。

東京都の地図

残りの約360平方キロを入植者と東京ガザ市民に4:6で配分。すると、こんなふうになる。

[入植地]千代田、中央、港、渋谷、新宿、文京、豊島、台東、墨田、荒川、中野区──ここに6000人の入植者が住む

[東京ガザ市民居留地]江東、目黒、品川、世田谷(約半分)、杉並、練馬(約半分)、板橋、北区──ここに130万人の東京ガザ市民が住む

これだけでどんな土地利用になっているのか、よくわかるってもんだ。さらに道路の規制を加えると(電車はないことにする)…

[入植者]すべての首都高、高速、国道の幹線を専用に使える

[東京ガザ市民]幹線で使っていいのは、環八(世田谷〜板橋まで)、環七(練馬・豊玉陸橋〜北区内まで)のみ。東西の幹線(川越街道、目白通り、新青梅街道、世田谷通りなど)はすべて使用禁止。この環八、環七も、たびたび封鎖される。

幹線の検問所は、芦花公園、高井戸、井荻、板橋本町。これらの検問所を封鎖されると隣の区に移動できなくなる。

東京ガザ市民が東京ガザから外に出る出入り口は、南の用賀クロッシング(別名・ラファ・クロッシング)と西の関越検問所(別名・エレズ検問所)のみ。関越を通してもらえる人は非常に限られている。また、用賀も35歳以下は出してもらえない時期が多い。

多摩川国境、環八以西、埼玉国境など東京ガザ地域の周辺はすべて鉄製の壁で囲われていて、近づくと殺されることも。乗り越えることは至難の業。

東京ガザ市は旧・阿佐ヶ谷を中心に広がる。近くには高円寺(ブレイジュ)難民キャンプと高井戸(ヌセイラート)難民キャンプ。ここが東京ガザ地域の中部にあたる。

南部には三軒茶屋(ハンユニス)難民キャンプと用賀(ラファ)難民キャンプがある。どちらも日常的に砲撃や銃撃を受ける。とくに用賀付近に広がる残り少ない農地は日毎に破壊され、二子玉の住宅地も次々と取り壊しにあっている。

北部は2週間以上に渡って、大侵攻を受け続けたばかり。光が丘(ジャバリヤ)難民キャンプはもっともひどい被害を受けたが、周辺のキャベツ畑もブルドーザーで掘り返され、破壊された。東京ガザ地域の食料自給率はますます悪くなっている。

え?江東区は、って? はい、そこは陸の孤島です。ガザにもほとんど封鎖されているアル・マワシ地区があるので。


だいたいこんなことになるんやろか。こう書くと、閉じこめられる苦痛というのが少しはわかる。自動車道はいい加減なもんだけど、こんな感じであるに違いない。

本当のガザの地図などは ガザ地区に関する資料集 に。

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