2004.09.16
マドンナとロバの荷車
テルアビブでの自爆攻撃を計画していたナブルス近郊の村出身の女子大生2人が逮捕されたとハアレツは報じている。アン・ナジャー大学の学生だとか。本当のところはよくわからない。
イスラエルではユダヤ教の新年を祝っている最中で、昨日、プライベートジェット機でテルアビブに到着したマドンナのことで話題沸騰のようだ。アホらし。ユダヤ教のカバラに熱中しているマドンナは、精神修養だかなんだかのためにやってきたという。そのマドンナが高級ホテルのスィートでどんなものを食べているとか、新聞は書き立てている。
この訪問をイスラエル観光のプロモートに使いたいイスラエルは(マドンナのためだけではないというが)カバラ・ツアーの警備に警官を1000人動員している。マドンナ以外にもNYのデザイナー、ダナ・キャランなんかもやってきているという。
マドンナ(ラビにもらったユダヤ名はエスター(エステル))のこの訪問に抗議して、イスラエルの家屋破壊に反対する委員会のアンジェラさんは公開書簡を発表した。
Open letter to Madonna マドンナが訪問予定だというレイチェルの墓(ベツレヘム)が「精神性」を語る場所ではなく、土地収奪とアパルトヘイトと殺人の闇の場所と今やなっていると訴えている。プライベートジェットや豪華リムジンで飛び回る人にそんなことが理解できるのかな。
マドンナの話を横目に、アルジャジーラに載ったガザの女性特派員の記事を読む。ガザからカイロに行って帰ってくる地獄の移動を描いたもの。 占領時代の移動
何度もの乗り継ぎ、道の封鎖、検問所や国境でのめどが立たない長時間の待機。読んでいるだけでイヤになってくる。暑さで倒れる女性たち、泣き叫ぶ赤ちゃん、弱っていくお年寄りの姿が浮かぶ。「今日は通れない」と言ったかと思うと、いきなり「早く通れ、豚たちめ」と命令を下す検問所の兵士。占領下にあるということが、生活のどんな場所にも耐え難い形で現れている。
ちなみにガザで「最新流行」なのはロバの荷車なのだそうだ。封鎖された幹線道路をよけて、道なき道を行く。
マドンナが体験したほうがいいのは、このガザの暮らしじゃないのかな。人間というものについて、人間の精神について、遙かに学ぶところが大きいと思うよ、私は。



西洋占星術でみるマドンナさんの運勢
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2006.04.21 (Fri) 12:55