2004.09.08
学校で撃たれる子どもたち [追加]
先ほどUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のプレスリリースが届き、7日にハンユニスで起きた学童への銃撃に対する非難声明がでていた。(この事件については すぐ下の記事 にも書いている)。
パレスチナでは9月に新学年が始まり、封鎖や外出禁止令や侵攻での通学困難にもめげず、子どもたちは学校に戻った。出席日数が足りないことで留年する子どもも多いのだが、それでも学校に通う率はここ数年で一番良いという。
ハンユニスで撃たれたのは、10歳のラグーダ・アドナン・アル=アサルで、朝の7時45分に学校の自分の席に座っていて、イスラエル軍の銃撃により頭を撃たれた。「現在はヨーロピアン・ガザ病院で手術中」とUNRWAのプレスリリースにはある。
UNRWAが管理運営する学校のなかで学童が撃たれるのはこの1年半で3人目となる(すべてガザでのこと)。
2003年5月には同じくハンユニスの女子校で、12歳のホダ・ダルウィーシュが頭部を撃たれ、重傷を負った。一命は取りとめたが、ホダは失明した。
また、2004年6月にはラファの男子小学校のなかへ戦車からの銃撃が行われ、10歳の少年2人が撃たれた。教室は血の海と化した。
「無差別の実弾銃撃で、学校という聖域すら犯すことに強く抗議する」とUNRWAは発表している。ガザ、とくにラファやハンユニスの子どもたちは自宅でも通りでもつねに危険にさらされているが、学校すらも安全な場所でなくなると、本当にこの世には安全な場所がない状態になってしまう。
*ラグーダちゃんは9月22日に亡くなった。追悼記事は Girl's life ended by Israeli bullets 葬儀で泣くクラスメートの写真なども。
学校で撃たれたホダちゃんのビデオを見たことがある。失明という事実もさることながら、心に受けた傷はとてもいいつくせない大きさだと感じた。ホダちゃんだけではなく、同じ教室にいた生徒たち皆の心にも、恐怖が植えつけられていた。「学校で席についていても、ふと怖くなる。ホダの机を見ると、思い出すの。私はホダの机には近寄れない」。ひとりのクラスメートはこう話していた。
(『Hoda's story』はUNRWAが制作したビデオ)


